一度決めた信念を曲げない
株式会社プロデュース / 河崎 呈
ネットの世界に入るきっかけとなった方の所で3カ月間、技術的なサポートのお手伝いをさせていただきました。 そして、ホームページ制作会社「株式会社ありがとう」を立ち上げました。
起業というのは自分がやろうと思っている事を現実化するための手段だと思います。 私はアルバイト時代、「こうすればもっとお客さんに親切にできるのに」と感じたことを、改善するよう提案しました。
しかし、「決まりだから」、「ルールだから」と言われ、認められませんでした。お客さんのニーズが分かっているのに改善しようとしないのはとても不誠実だと思うんです。
結局、お客さんのニーズに応えるためには自分で会社をするしかなかったんです。なので私は、お客さんのニーズに応える手段として、起業をしました。
はい。株式会社ありがとうでのホームページ制作を通じて、いくら私たちがホームページを作成してもお客さんには何のノウハウも蓄積されないことを痛感しました。
お客さんがもっと売り上げを上げるためには、本人がスキルを身に付けなければ意味がありません。 なので、ホームページを作る技術を身につけていただく事業をしていました。
それぞれの会社には文化や色、ミッション、理念というものがあります。当時のブレインパートナーズは制作、教育、商品販売、コンサルを扱っていたので文化がぐちゃぐちゃになっていました。それは良くないことだと考え、会社を3つに分けることにしました。
ブレインパートナーズは通信教育に特化、プロデュースはお客様の売り上げを上げるノウハウを教える事に特化。もう一つにハイタッチという会社は商品販売に特化するというようにそれぞれわかれたんです。
いい商品を持ち、お客さんもいる。しかし、もっと自分のことを広めていきたいと考えていらっしゃる方の認知度を上げることや、商品の価値のわかる人々に対するアプローチの方法を提供することが私たちの事業です。
今の日本って文化が失われているじゃないですか。どこの国でも宗教や思想があるものですが日本にはほとんどありません。それは本当に良くないことだと思うんです。
今は、会社で働いて生活できれば良いと考える人が多いですが、違うんじゃないかなと私は思うんです。
それだったら「男は黙って金稼ぐ。女は黙って家守る」という戦後の文化の方が、まだ日本らしさが出ていていいと思うんです。 私は小学校の教育で価値観を身につけさせてもらいました。 なので、小さな事にも感動できます。しかし今の若者は簡単に人を信じることができないじゃないですか。
プロデュースは人の価値を明確化して、その価値を理解できる人とつなげることをやりたいんです。今は法人をプロデュースしていますが、ゆくゆくはアーティストやエンターテイメント集団など、人のプロデュースをしたいんです。
それを見た子供たちが価値観を身につけることができるなど、繋がっていく場所を作っていきたいんです。