人をつなげる面白さ
株式会社レレレ / 山本大策
SNSが発達してきた現在、LINEやtwitter、大規模なFacebookなどのサービスで、初対面の人と、どのように会うかが問題になってくると思うのですが、FacebookなどのSNS上にはそれ専用のページがないんです。そのため、バラエティに富んで、知識を持っている方と会いたいと思っている方に向けたサービスを作りたいと思ったことがきっかけですね。既存のSNS上で出会いを求めたとしても、自分が会いたいと思うような方とメッセージのやり取りをすることは難しいと思います。出会い系のような男女の出会い目的以外の出会いのサービスが、これからの時代に必要となるという自信がありました。当時、僕が就職していたリクルート主催の大規模開発コンテストで、プロデューサーとして動き回っていたのですが、その時に出会った開発者たちが羨ましく見えたんですよ。それも、ウェブサービス作りをしたいと思ったきっかけの1つです。
このCoffeeMeetingを立ち上げた際に、事前登録サイトを作りました。その事前登録サイトは、CoffeeMeetingが出来上がった際に連絡するというもので、目標は100人登録だったのですが、最終的に約500人集まりました。今も別のサービスで友達の友達を紹介するというサービスをやっています。
ユーザーの方の中にCoffeeMeetingを広めようとしてくれている方がいるのも嬉しいですね。その方々は、現在全国に約40人います。プロモーションとしては、その方たちの力も借りて、開発は自分ひとりでやっていくという運営をしています。1年に1回15人ずつほど選び、プロモーション協力者の人数を増やしています。去年1年間に頑張ってくれた方にページ上でエバンジェリストという称号を差し上げています。これも大変好評ですよ。
ユーザーからのフィードバックがたくさん来るのですが、その要望を受け入れるバランスが難しいですね。もちろんバグなどの対応はしますが、追加機能の要望など、すべての要望を受け入れることはできません。そしてユーザーからの要望で変えていくのか、自分の求めるもので変えていくのか、コーヒーミーティングの方向性の決め方に悩んだ時期もありました。
僕自身は1人でも生きていけるタイプなので、人脈を広げたいとかはあまり思いません。
ですけど、そのような場所を提供することが好きなんです。自分が作ったサービスで人が喜んでくれるのを見ると、自分も嬉しいです。だから、やっていることはイベント運営のようなことと変わらないと思います。
CoffeeMeetingでのコミュニケーションは、ネット上とリアルでの2パターンあります。マッチングするまでに、テキストでコミュニケーションを取らないといけないので、そこでのネット上コミュニケーション力は大切です。まず自分はどの様な人間で、何故あなたと会いたいのかを伝えるべきで、自分と相手にとって何がプラスなるかというようなことも書ければ良いですね。自分が受け取って嬉しいメッセージを送ると良いと思います。顔が見えないやりとりなので、気を遣わないといけませんしね。
実際に会った時に1番してはいけないことは、自分の話しかしないことです。年配の男性などが自分より年齢が下の人に、そのような態度になることが多いです。逆に何も話せない方も困りますけどね。あとは、相手の言ったことにまず否定から入る方です。そういった人とは話も続かないし、続ける必要もないと思います。