次の世代に対して、ドヤ!と誇れるような起業を!
株式会社ウィズグループ / 株式会社たからのやま / 奥田 浩美
男尊女卑の考えを唱える方がいたとしたら、それを真っ向から相手にしないことですね。みんなそこで戦って落ちていくのではなく、そこより先の未来を自分が創るくらいのつもりで目の前で戦わないことが大切だと思います。 つまりそれは目の前で戦っている相手が悪いのではなく、50年前のお母さんの価値観で育てられている50歳の方ならそういう価値観は仕方のないこと。まずはそれを受け入れる。世代によって価値観は違いますからね。それだったらその方たちを味方につけて何が出来るかを考えた方が良いです。そこでお互いにぶつかると、全てが駄目になってしまいます。世代間で戦わずに、次の世代の為に、自分が何を出来るかをみんなが考えたら何かが変わる気がします。結論は時代の先を見据えて行動するということですね。
諦めずに自分のやりたい事で人を巻き込むことが出来ることだと思います。自分一人だけで諦めない人は、成功しにくいと思います。身近な人を変えられない人は世界なんて変えられないですよね。男性でも女性でも近くの人が応援したくなるような人は成功していると思います。特に女性の起業家はそれが顕著で、応援されている人ほど成功しているんですよ。 大学の講義でも言いますが、起業家になる方や成功している方たちは全員、学生時代から熱心にやっていたと勘違いをしているかもしれませんが、みんながみんなそのような人たちばかりではありません。実際、私自身も22歳まで自分が決めた道を選択したことがありませんでした。学生起業家が持て囃される時代なので、そのように思う方もいるかもしれませんがみんながみんな、学生時代から学生団体や起業家として活動していた訳ではないんですよ。
東京にいると、ビジネスに有利と思うのですが、どこに住んでいてもその街の何かがビジネスになるようなモデルを作りたいと考えています。徳島に”たからのやま”という会社を起業しました。徳島で私がしたいことは、女性でも若者でも高齢者でも何か身近なことで起業ができるような環境を作ることです。それがどんな地域でも出来るようにするためにはどのようにすれば良いのかを考えていますね。たとえば東京などの大都市では、若い人の多くが「意識の高さ」を競争していますよね。「意識の高さ=想像力」が高いだけでその想像を行動に移せないひとがいるから…意識の高さだけを揶揄されて「 (笑) 」となってしまうと思っているんです。そのような人たちが実際に自分たちの活動の場を身近な場所に得て活動すること、行動することに資産(=本当の意識の高さ)を回せれば日本が変わると思います。
10年後の自分の世代、20代に、希望を見せられるような起業をしてください。 それを考えるとやるべき事が見えてくるかなと思います。ただ頑張れじゃなくて、それくらいのビジョンを持って10年後に社会に何が残せるか考えて起業して欲しいと思います。今、誰かと勝負してちょっと上に行くというのではなくて、10歳くらいの子にドヤ!と誇れるような起業をして欲しいです。 頑張ってください。私たちの世代はみんな応援していますよ。