人生の選択肢を増やす、新しい働き方
ランサーズ株式会社 / 秋好陽介
大学卒業を前にして企業に入るか、自分のビジネスを続けるかで悩みました。考えたのは「自分は本当に何をしたいのか」と考えたとき、自分のやっていたビジネスのプロになりたいというよりも、インターネットを活用して、もっと世の中に大きなインパクトを与えたいという気持ちが強くありました。そのため、インターネットの世界を最前線で知ることができるという理由で、2005年当時に新卒採用をしていたインターネット・プロバイ ダー会社のニフティに縁を頂き、入社することにしました。
どちらがよいというよりも、その人の特徴に合った方法がよいのではないでしょうか。Facebookのマーク・ザッカーバークは大学生で起業しましたよね。私は慎重派タイプです。だからサラリーマンをやって会社というものを知ってから、起業する方が性に合っていると思いました。会社に入ることで会社や社会の仕組みを知ることが出来るからです。 一方でマークザッカーバーグのようにそのまま起業した人間と、サラリーマンをしてから起業をした人とは、経営者としての経験値が違います。どちらの選択が良いかなんて言えないですが、本人の特性に合わせてケース・バイ・ケースだと思いますね。
いきなり最初からフリーランスで活動するのは難しいでしょう。結論から言うと、“やってみなければ分からない”です。向き不向きはあると思いますね。自立精神がある人は、 フリーランスとして自由に働くことに向いているのではないかと思います。例えば、「自由と安定どちらが好きですか?」と聞かれた時に、「自由です」と答えられる人の方は、 フリーランスに向いていると思いますよ。
ランサーズがやりたいのは、まさにそれなんです。フリーランスという生き方を支える環境づくりしていきたいと思っています。今、日本が未だフリーランスに手厚くないの は、フリーランスの方の絶対数が少なくニーズがあまり無いからでしょう。日本にいるフ リーランスの方は、100万人くらいだといわれていて、企業で働いている方が5,000万人と なると、政府や政策がどちらを重視するかとなると、当然企業に勤める方を重視します。 けれど、フリーランスの人口が相対的に増えていけば、いつかは政府もフリーランスの支援に目を向けるかもしれません。僕らは、プラットフォーマーとして、フリーランスで活動する方の支援をやっていきたいと思っております。