環境は関係なく、その場で頑張る
株式会社アーツ・マーケティング / 山本純子
不特定多数の一般の人々から少額のお金を集める手段のことを、クラウドファンディングと言います。種類は3つに分けることが多いです。投資型、購入型、寄付型です。違いは、お金を出した人に対しての報酬です。まず投資型は、お金。購入型は、物やサービス。寄付型は、リターンが無いタイプです。今話題になっているのは、購入型なんですね。私自身も、購入型に関心があります。先ほども言いましたが、購入型は、物を報酬としてお返しします。支援をしている方の感情としては、半分は物を買っていると感覚ですが、もう半分はその人に頑張って欲しいという感覚、そしてまだこの世にないものを一緒に生み出していく喜びがあるとも言えます。この仕組みは、「購入する」という想いと、「頑張って欲しい」という想いが上手くブレンドしている画期的な仕組みだと感じています。
芸術関係の人は、資金集めに苦労することが多いです。良い映画や音楽を作ろうとすると、お金がかかるからというのが一つの大きな問題なんです。実際に利用した人たちが言うのは、少額でも出資してくれる人がいて、応援の言葉もかけてくれたりして、コミュニケーションが発生することが良い点だと言っていますね。1か所から大きな額を集めるのも良いかもしれませんが、ファンの人達と一体となって作れることが注目されている理由なのかなと思います。投資家の方が手を出さなかったアイデアにも、投資が行われることも魅力の一つだと思います。