とにかく実行、しっかり内省
株式会社GREEN / 三森 暁江
まず、起業は目的ではなく手段なので、そこをはき違えないことが大切です。
起業するしないよりも、まず、自分が本当に何をしたいのか、自分のビジョンを見 極めて、それには本当に起業という形が適しているのかどうかを詰めること。たとえば宇宙開発の分野で何か達成したいミッションを持っている人であれば、起 業ではなくNASAやJAXAを目指した方がいいですよね。 また、私自身にとって、起業する前一流企業と呼ばれる会社で働けたのは本当にいい経験になりました。一流企業にはそこまで繁栄した理由が必ずあります。それと、大企業にいると、一人で行動していてはとても関われない数の人たちから様々な刺激を受けることができます。その意味で焦って行動せずに、大企業に勤めて来るべき時を待つというのも一つの選択肢だと思います。
実行、内省の二大柱が最も大切なことだと思います。
実は私は人に起業は勧めません。そんなに甘くない世界だし、覚悟も勇気も必要です。それでも!!と実行してしまう人が起業すればいいのではないでしょうか。 でも誰もが色々なことを頭で考えていますが、実行に移す人は私の感覚値では5%くらいだと思います。
それからとことん自分と向き合う内省を行うこと。これによって、なんで自分がそれをしたいと思ったのか、それが自分の中のどこから来ているのかを突き詰める必要があります。表面的な技術は誰でも得られるので、内省、実行が最も大切なことでしょう。
いえ、全然考えていませんでした。
むしろ、子供のころから経営者である父が忙しそうなのと、それに孤独なのを見ていたので、起業したくないという思いを持っていました(笑)
自分は普通のOLになって、結婚してお嫁さんになって、と思っていましたから。
やはり孤独な面はありますね。というか、起業家には孤独になって自分と向き合うことが必要です。
でも、楽しいことも沢山あります。むしろ全部楽しい(笑) 全部自分で決められるし、スケジュール的にもある程度自分の好きなようにできますしね。もちろん責任も全部自分で取らないといけないということもありますが。今は起業してよかったと思っています。