意志を持って、愛する
NPO法人ISL Team-Y代表 / 世羅侑未
何事も循環というのが大事だと思っていて、お金や物の循環もそうですが、私は、愛情の循環する社会を目指したいですね。まさにさっきの話ですが、私自身も含め皆、まだまだ自分の本来の気持ち(愛情)にコミットしきれていない社会だと思っています。本心や、本来の愛情が枯渇している。無いのではなくて、あるのに、すごく奥に奥に隠れているんです。目には見えにくい部分だけれど、そう強く感じるからこそ、人が愛情をもっと素直に表現していく為に何かしていきたいし、何でもしたいと思っています。文字通り何でも。極端な話で総理大臣になる必要があるならなるし(さすがに無理かな?笑)、ピエロでも歌手でもなる必要があるならなります。私は、プロセスが無い人間ですが、手段を問わず何でもやるとだけいつも思っています。こうでなければいけない、こういう人になりたい、こういう立場になりたいっていうのは考えて無いですね。
まず前提として、いわゆるリーダーシップ論というものは、リーダーがチームの目的を達成させる(=成果を上げる)為にあります。だから正直、チームの目的さえ達成できればリーダーシップ論なんて人それぞれ何でも良いとは思っています。その上で、私は昔から、リーダーのあるべき姿として最低限次の4つを挙げています。1つ目は、全ての発言と行動の根底に愛情があること。2つ目は、団体の軸を絶対にぶらさないこと。3つ目は、メンバーと、自分と、そして今という現実とに真正面から向き合えること。最後4つ目が、エースであること。これは全てにおいてエースであれという意味ではなく、団体の理念を最も体現している人であるべきだということ。そこは大切にしなければ、いけないことです。
リーダーという立場に在る人にこそ、私は「意志を持って、愛するということ」の大切さを伝えたいです。何かを成し遂げることに責任を負う立場にいる人は、一時の自分の感情に流されてはいけないと思っています。もちろん、リーダーこそ色んな状況において、様々な感情が湧いてくるものなのですけれどね。それでも、自分の短期的な感情に惑わされずに、最終的に成し遂げたいこと、最終的に相手と作りたい関係性に向けて、強い意志を持って行動する訓練をすべきだと思っています。私も努力します。