「人生の逆算」をしながら、今の自分がいる
株式会社ジャムザライフ / 小林拓磨
役立った経験はプランニング能力がついたことだと思います。それに伴って「価値」「本質」とは何なのかを伝える取捨選択基準が明確になりました。当時は広告代理店で営業〜プランナーとして従事していたのですが、所謂シガラミの強い会社でした。もっと「最適に」「効率よく」「泥臭く」For the Clientの精神で情報を発信したいと思い続けていました。
この想いの強さが自分のあるべき姿のイメージ確立につながったのだと思います。
退社後すぐに個人事業主として独立しました。
まず企画書と事業計画を作りプレゼンを重ねました。
程なくして人材派遣会社内で広告関連事業部を立ち上げさせて頂きました。
プロジェクトを収益化した後に部門をバイアウトさせて頂き、個人事業を法人化して今に至ります。
また、弊社の取締役は高校の同級生です。
共に30歳までに会社を起こそうという夢があり、これは約束でした。
「いつまでに何をするのか」
「そのために何をするのか」
「その先にどんな人生を歩んでいきたいか」
言わば「人生の逆算」をしながら、今の自分がいるという現状です。
クライアントのその先に存在するエンドユーザーに至るまで、何をしたら喜んでもらえるか考えて仕事をしています。 また、クライアントの想いを大切に、その想いをそのままダイレクトに伝えることに重きを置いて仕事をしています。
「目的」実現の為に構築する「手段とアイデア」は様々です。ただ、基本中の基本はあります。 サービス業のクライアントに依頼を頂戴した際は、実際にサービスを受ける立場で企画やデザインを構築することが大切です。ポイントは実際に足を運び体験すること。こうすることで問題点が見えてきます。
私たちはwebに司る仕事をしているからこそ、メールや電話だけではなく、クライアントが触れる全てと「膝を付け合わせること」が大事です。 自分自身が先頭に立って、社内にこの風土を徹底させています。
私の場合は、広告代理店で働き経験を重ねる中で「自分らしい働き方を追求したい」という衝動を抑えられずに起業しました。
結果、「起業(会社)=自分自身の想いをアウトプットする場所」になりました。
人それぞれ起業したいという理由には違いはあると思います。 自分の1回限りの人生を、良くも悪くも自分本位で社会と勝負できるということが起業の魅力であると感じます。
私にとってのリスクは、現状に違和感を抱きながら生きていること。 最初は不安定でもバランスを取りながら先へ先へ進み続けていくことこそ「安定」と呼ぶのではないかと。そんな事を思っています。
仕事の醍醐味は、ずばり「達成感」です。関わるプロジェクトを「必ず成功させるんだ!」という想い が結果として表れるその時の為に生きています。
スキルと言えるかどうかはわかりませんが、「人が好き」ということが大きいですね。
私の強みは、今も昔も友人を始め関わる全ての人、もちろん家族にも恵まれていることだと思います。経営者の先輩や後輩にも本当に恵まれています。