アパレルから行政書士へ
行政書士 赤沼法務事務所 / 赤沼 慎太郎
会社に勤めている場合、組織の一員として全体のうちの一部の仕事を任されるという感じじゃないですか。
自分が頑張ったことがどのように会社に利益をもたらしているか分かりにくい部分がありますよね。しかし、起業とか独立した場合、自分が頑張っ た分がそのまま結果としてでるので、良くも悪くも全て自分にかえってくることになるんですよ。だから良い結果が出ればそれだけ感動も大きい。
これが、起業の魅力のひとつだと思いますね。
起業した場合、自分が「顔」として、仕事をしていかなければならないじゃないですか。企業に勤めていた場合、会社の名前やブランドで勝負することができる んですよ。それに比べて、そうした看板がなくなってしまうので、自分で一から人間関係などを築く必要があるんですよ。だから、自分の力量が問われるし、お 客様からの信用力がすごく大事なんです。こうした信頼関係を築くのはすごく難しいし、厳しさはあるのですが、仕事をもらえた時の喜びは一入ですね。今でも そうですが、特に最初の頃は、どのような仕事も喜んで引き受けていました。他には、やはり資金繰りといった「お金」の問題が大変でしたね。特に、独立した 当初は、いかにお金を運用するかに頭を悩まされました。
こうしたことって、自分自身だけではどうにもならないし、気持ちの部分がだいぶ大きいと思うんですよね。
私の場合、モチベーションの維持のためには、人間関係が大事だと思うんですよ。独立当初、ほとんど仕事がなかった時などは、大学時代の友人と あって食事をしたり、高校時代の部活のOBで構成されたバスケットボールのチームのメンバーとバスケをしたり話をすることで、だいぶ気持ち的な部分で楽に なることができました。やはり、友達付き合いって大事だと思います。学生時代は、こうした友人付き合いを大事にしたほうが良いと思います。社会人になって しまうと、仕事の関係での付き合いはあるのですが、友達と呼べる関係になることは少なくなってしまうので、学生時代にいかに良い人間関係を構築できるかが、重要だと思います。こうした友人には、自分の悩みとかも打ち明けることができると思うので、気持ちの部分でもすごく助けになってくれると思います。も ちろん、家族や恋人の存在も自分にとってはすごく大きな存在であるし、親や奥さんにも大変感謝しています。