アパレルから行政書士へ
行政書士 赤沼法務事務所 / 赤沼 慎太郎
自分が起業したときに、資金繰りや集客などに苦労した経験がありましたから、その経験を踏まえて、自分が関わった人たちが、スムーズに起業し成功して欲し いと思ったのが一つですね。そして、会社設立の支援や起業後の支援ができるような事業展開をしていきたいと考えました。また独立後、財務コンサルタントの 仕事にも関わってきた経験があるので、銀行の融資などお金絡みの問題にもアドバイスすることができるので、お金に関することも含めた起業に関わるトータル なサポートができると考えました。このように自分の経験を考えてみた場合、起業家さん向けのサービスを展開できると考えたので、それに特化したサービスを しようと思いました。
一概に、成功する条件というものは言えないとは思いますが、やはり、「計画性」は重要だと思いますね。事業をどのように展開させるのかだとか起業に向けて いかに計画的に自己資金を用意するのか、といった面ですね。「お金」の問題は、銀行から融資を受ける際にも重要になりますし、事業を成功させるには、非常 に重要であると思います。キャラクター的には、「明るさ」「素直さ」「コミュニケーション能力」がある人だと思いますね。また、芯があって、自分がしてい ることに誇りをもっていらっしゃる方は、頑張ることができるし、成功されるのではないでしょうか。
自分は現在、行政書士としてサービスを行っているのですが、仕事としては、コンサルティング的な仕事が多いんですね。今後も、そちらの方に注力していく つもりです。で、起業家支援と同時に、事業再生のコンサルティングも行っているのですが、こちらにも力を入れていきたいと考えています。現在の経済不況が しばらく続いてしまうと思うので、事業をうまく展開することができなくなったしまった起業家や経営者の方が再建できるようなサービスの提供をしていきたい と思います。
女性は男性に比べて肩書を気にしない傾向があるのかなと感じましたね。
長年組織にいて独立すると、それまでの肩書きやネームバリューが無くなり、扱いも変わったりすることもあります。たとえばわたしはそれまでの監査法人という大きな後ろ盾のない、一開業社労士とみられるわけですから。
そういう部分では、女性の方が男性よりうまくプライドを切り離せるのではないかなと感じましたね。
現在、リーマンショック以来の世界的な不況に陥っていて、起業はすごくリスクがあると思われがちなのですが、競合が立ち上がろうとしていないので、きちん としたビジネスモデルを作ることができれば、逆にチャンスにもなると思うんですよね。なので、自分がやりたいことが何なのかをはっきりと決め、それに向け て頑張っていくことが大事だと思いますね。他には、学生時代はたくさん遊ぶことも大事だと思いますが、他人に言われるのではなく「自分で気づく」というこ とが大事だと思います。何かのきっかけで、本気で打ち込めるものを見つけることができればいいと、思いますよ。