寝ても覚めてもどんな時でも、全ての夢は叶う。
株式会社和田総研代表取締役社長 / 和田一夫
失敗しても、必ずチャレンジをしなければなりません。それは僕にとって本当に大変なことでした。倒産した時、僕は68歳。そこから何をやるかと考えた時、自分の財産は何もありませんでした。0になったんです。僕はそこから再起できるのかどうかということを考えると、ものすごく絶望しましたよ。68歳ではもう駄目だな、と思いました。
僕はまず自分の健康が一番心配でした。新しいことをやるときには、20年は勉強が必要なんです。だから僕の場合は88歳まで。こんな私のような歳で活躍した人は今までいるんだろうか?という疑問を持ちました。もしもいるならば、その人の本を読みたいと思ったんです。探してみたんです。そしたら意外なことに2人の先輩がいたんですよ。
1人目は、松永安左エ門さんです。
彼は東京電力の創設者です。当時太平洋戦争で電力の最前線で活躍していた人々がみんな亡くなってしまったため、彼以外に日本の電力を再編できる人物はいなかったんです。彼はやり遂げました。79歳で日本を救ったんです。
2人目は鄧小平さんです。
彼は3回失脚後、4回目の名誉回復をしました。当時の彼は74歳。その後90歳まで中国共産党の事実上トップとして中国政府を動かしていました。
私は、彼らの本を読み漁りました。鄧小平さんの本には、『私も0になって、力が出てきた』と書いてありました。それを見て僕も力が湧いてきたんです。
僕は、世界一のカンパニードクターになりたいです。
この夢を持ち、68歳から14年間努力してきました。スーパーマーケットの海外進出戦略に関して僕は日本中で誰にも負けないと思っています。今の時代に僕の考え方が通用するのかを試してみたいんです。
そして20年経った6年後には、『和田さんの言ったことは本当だった。その通りになった!』といわれるようになりたいですね。
『日本一の八百屋になりたい』『流通業のSONYになりたい』『第2の鄧小平になりたい』と、僕はいつでも夢を持っているんです。失敗した人は僕から学びなさい。
夢を見つけるために、僕は【感動ノート】というものを3度目の失敗の後からつけています。毎日の感動をノートに書いていると、自分の夢ができるんです。結局心に思うことが実現するんです。思いもしないことは実現しない。思い続ける努力をしなさい。私はそのために【感動ノート】を付けています。
自分のやりたいことは何なのか 3年でも5年でもかけていいから 見つけなさい。
決まったら必ず実現できる。寝ても覚めてもどんな時でも、全ての夢は叶う。夢を持つこと自体は大したことじゃありません。まずは夢を持ちなさい。そしたら決断し、行動しなさい。失敗したっていいんだから。失敗には大きな価値がある。困難にも戯れるくらいになりなさい。そうしたらどんどん先が見えてくる。今日の失敗を恐れず、明日の成功に繋げなさい。困難にあった時は、立ち上がって挑戦しなさい。
まだまだ時間がある君たち、失敗を恐れず何でも挑戦しなさい。将来世界で活躍するのを楽しみにしています。