「仕事を遊びに、遊びを仕事に」
アパホテル株式会社 代表取締役社長 元谷 芙美子
なぜか自負心がありますね(笑) そこを超えて超一流の企業に駆け上がっていく時の戦略はまたあるんでしょうけれども、Appleのスティーブジョブズもそうだしソフトバンクの孫さんもそうだし 海外の一流の企業のトップも顔が見られるようになってきました。 わかりやすいことはいいことだと思います。
はい。夫であるグループ代表の元谷外志雄と創業以来ずっと一緒に営業をやっていました。 ホテル事業を開始したのはグループ創業(1971年)から13年を迎えた頃で、その10年後 1994年のある日、夫であるグループ代表の元谷外志雄から、ホテル事業はおもてなしの心でやるから女性社長がふさわしいんじゃないか、ということで抜擢され突然社長の任命を受けました。
「旅館のような温もり」のある新都市型ホテルを全国に展開出来たらと考えており、心が躍っていました。競合他社との差別化を図るために徹底的にサービスを見直し、「花心のおもてなし」をコンセプトに女性らしい優しさと心遣いを提供しようと考えました。重点管理ポイントとして「3B 4S」(3B:ベッド、風呂、朝食、4S:スピード、誠実、安全、スマイル)というわかりやすい管理ポイントも掲げました。
ご宿泊ありがとうございます。 はい、確かにお部屋の浴衣の上に鶴が置いてあります。 女性社長として名を受けて、おもてなしの心をどう表すかと言われた時に、綺麗で優しく、そして華やかで、そういったお花のような心でお客様をお招きしたいと考えております。その思いを折り鶴に託して、浴衣やお寝間着の上に折って、置いておきます。 ホテルは無機質な部屋ですので気持ちが伝わればいいなと思ってやっております。 折り鶴を作る作業は結構大変なのですが、従業員で空いた時間にみんなで折ります。 お帰りの際にお持ち帰りくださったりして、大変好評です。 自分が心がけているのが、うちのコンセプトの1つで「歩み入る方に安らぎを。去り行く方に幸せを。」 というヨーロッパのローデンブルク門に書かれていた言葉から取ったものです。お客様は自分を重要なお客様であると思ってほしくて、お客様が重要人物でありたいと欲する要求を満たして差し上げます。 アパホテルはマイホテルだよと思ってくれるようなホテルにしようと日々考えております