若者はハイブリッド農業で稼げ!
株式会社グランパ 代表取締役社長/阿部隆昭
私はこれからの農業はさらにやり易くなると考えています。今イタリアのミラノで世界万博を行っているのですが、今年のテーマは「エネルギー」と「食」です。それほど、「エネルギー」や「食」は世界的なテーマになっているということです。
2050年までの間に世界の人口は現在の70億人から90億人を超えると予想されています。世界の中でも特に人口が増えるのがアジアとアフリカです。当然人口の急増によって深刻化するのが「食料」です。今でも難民が飢えて亡くなっていく場所があるのに、今後はさらに人口が増えるわけです。しかもアジアとアフリカは温暖化現象をまともに受ける地域でもあります。温暖化による砂漠化が進めば農作物が育たなくなる上に人口が増えているわけですから、食料の争奪戦が始まりかねません。これからの世界的な人口急増に備えて効率的に大量の農作物を生産できる仕組づくりは今後必須になります。そのため世界的に農作物の需要が高まることになるでしょう。
これから農業で儲けてやろうという気概のある若者にはぜひグランパで働いてもらいたいですね。そのまま役員になってもらっても構いませんが、将来的には独立して自分の植物工場を立ち上げてもらいたいです。グランパは実力主義の会社ですから、どんどん力を付けていける環境を用意していますし、現在世界展開も視野に入れて本格的な活動をしているところです。将来は世界で活躍できる社員が育つようになると思います。
若者にもっと農業に関心を持ってもらえるようにしていきたいと考えています。
農業は国防の一つと言っても過言ではありません。食べていかれなければ、国民の命を守ることはできなくなります。
私は2次、3次産業と同じようにしっかりと安定した所得を得られるようにするのが次世代型農業に求められていることだと考えています。いつまでも自然環境に影響されてばかりで、作物が取れたり取れなかったりしていてはいけないのです。
「どんな気候条件でも農作物が育ち、しかも稼げる」という仕組みを作り、多くの若者に日本の農業を引き継いでもらえる社会にしていきます。
それと同時に、老人ホームなどに植物工場を併設することで時間を持て余している人に働く場を提供していきたいと考えています。農業を通して生きがいややりがいを感じてもらえる空間を実現したいですね。また現実問題として生活に必要な年金をもらえず生活困窮者となっている人は多く存在しています。そういった人たちに働く場を提供することで最低限生活できるように支援する場にもなれれば良いと考えています。
農地で働くという環境は自然に触れ合うことであり、身体が強くなり風邪を引かなくなるなど、とても良い環境になります。国の抱える医療費の負担を減らすことのできる可能性もあります。私は「若者が稼げる農業作り」と「社会貢献」というこの2つを今後さらに現実のものとして広げていきます。
自分が何をしたいかという目標を持つことがとても大事になります。
そして目標が定まったら、
「目標を成し遂げるために淡々と取り組めるような想い」を持つことです。
しかし、必ず「想い」が途中で挫折する時が来ます。でも決して諦めてはいけません。
挫折しても這い上がっていく、そして達成するまでやり続ける、これが「成功への方程式」となります。人生には挫折することが必ずあるものです、しかし、それが人生というものです。諦めて辞めしまったら、そこでゼロに戻ってしまいます。挫折を乗り越えていく繰り返しが「想い」を達成させ、成功という夢につながっていくのです。
本記事の作成者:佐賀 智之
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