若者はハイブリッド農業で稼げ!
株式会社グランパ 代表取締役社長/阿部隆昭
今の時代、農地は十分手に入る余地がありますよ。
まずは農地を借りるための情報を集める必要があります。実は弊社の運用している農地は全て有休農地を借りて行っています。農業人口の高齢化により、今の日本は数多くの有休農地があります。農業改革により有休農地の貸し出しを行っているので、誰でも農地を手にいれるチャンスがあるのです。有休農地の有無や貸し出しについては各地方公共団体が取りまとめているので、まずは確認してみると良いでしょう。ご存知ない方も多いでしょうが、農地は宅地と違い法律的に農地としての使用以外を認められていません。そのため、実は農地の土地代はかなり安いのです。 弊社の場合、植物工場のみで農業ビジネスを行うのであれば、敷地面積で約2,000坪(2ヘクタール)が必要になります。
2,000坪の農地は場所にもよりますが、安いところで年間15,000円で程で借りることができます。しっかりとまとまった土地を借りるとしても年間9万円程で済むことが多いですね。
そうですね、これからは農業で儲けないといけないですよ(笑)。
しかも自分で作った農作物を自分で加工して売れば、少なくとも更に8倍以上儲けることも可能になります。
1次産業として生産者の立場になれるメリットは大きいのです。
例えば弊社の植物工場を購入しようとすると1つあたり3,500万円になります。植物工場6つで1つのパッケージとして考えると、諸経費含め2億4,000万ほどの投資になります。かなり大きな投資額と思われるかもしれませんが、この投資額を銀行からローンを付けて借りるとしたら、およそ7年で返済可能と考えています。自分が主導して植物工場を動かしていくことで7年間ローンを返済しながらでも年間所得は600万ほど見込めます。植物工場は1日中稼働しているため、フルタイムで入れる常駐の責任者が工場1つにつき1名必要になります。そのため夜勤を含めて合計12名の責任者と、自分を加えた13名で運営していくことになります。その他はパートを雇って運営します。
はい、返済できます。なお、弊社の植物工場の耐用年数は15年です。そのため、ローン返済後の8年間で自分の所得に加えて約2億4,000万を稼ぐことが可能になります。
はい、すごい儲け話です。
農地を借りることができ、ローンを組み、上手く投資の使い方ができさえすれば良いのです。しかし、残念ながらまだ実際に実行しようとする若者がいないのです。
銀行からローンを組むためにはある程度の信用力と資本金は必要ですね。もしくは500万円程をどうにかして集めて植物工場をリースで借りるという方法もあります。
害虫を退治するため天敵昆虫を増殖する様子。