障害(バリア)を価値(バリュー)に変える
株式会社ミライロ 代表取締役社長 垣内俊哉
起業家や、事業を起こす人間として必要なことは、「ストーリーがあるかどうか」だと思います。
「なぜあなたがそれをやるのですか」という問いに対する回答に、一定の納得感がなければ、 人もお金も集まらない、仕事も得られない。どれだけの思い、バックボーンがあってのその事業なのかというのが重要かなと思いますね。
結局「全部」なんですよね、きっと。
法律も会計も知らなきゃいけないし、文章も書けなきゃいけないし、プレゼンもできなきゃいけない。「これがあったら成功する」というものはないだろうと思います。
自社の事業・経営に関わる事すべてに関してプロフェッショナルになるのは無理だとしても、自分自身が最低限身に付けた上で、 どこかのタイミングで適材適所、任せる人をアサインすることが重要だと思います。
その中でも、「伝える力」を私自身は特に意識してきました。
2013年の武道館、2018年のTEDxも、 またガイアの夜明けなどテレビの取材に繋がったのも、プレゼンによるものだと思います。それ相応の準備をして臨んだからこそ、多くの人に知ってもらえました。
メッセージをきちんと自分の言葉、自分の考えたボキャブラリーをもって伝えているからこそ、それに共感して入りたいって思ってくれる人も増えてきた。
なので、言葉をきちんと届ける力を一生懸命磨いてきたという自負はあります。
ひとえに起業するとなると、「心・技・体」全てが必要です。
時に無理をしなきゃいけない、アクセル全開で行かなければならない時が起業家、経営者であれば絶対にあります。その時に、体や心がついていかなければ、せっかく身に付けた技術も発揮できなくなってしまいます。なので起業を目指される方は健康管理をまず何よりも意識して、加えて、一緒に働いてくれる仲間、従業員の健康をいたわることが重要かなと思います。
垣内さん、ありがとうございました。
本記事の作成者:鳥井麻由