the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選Part32
株式会社ワングロース 代表取締役社長 宮田 慶
the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選Part32
株式会社ワングロース 代表取締役社長 宮田 慶
<事業内容>
○研修運営
「殺したいほど憎み合っている幹部社員を、わずか2日間で仲直りさせてしまう研修」
「ブラック社員も戦力化できる組織づくりの研修」
日本唯一の大自然でのアクションラーニング
1DAY会議室・屋内型プログラム
○人事コンサルティング・人事顧問業務
【会社詳細】
株式会社ワングロース
https://www.onegrow.jp/
「学生起業したほうがいいタイプ」と「社会人で経験を積んでからの方がいいタイプ」の二種類のタイプがあると思います。
私自身は、「人に関すること」をやりたいと思っていました。
人を知るためには、複数の会社を経験する方が良いと考えたので、まず就職をしていろいろな人と接する道を選びました。
お蔭さまで上場企業3社で人事部門長を務めることができ、上場企業の子会社を立ち上げ経営する経験も積めました。
また、タイプのみならず、業種、業態、事業内容によって、起業するべき時期は変わってくると考えています。
まとまった時間をとれるのは、学生の強みです。
まとまった時間を使って目的、目標を定めてなにに打ち込むかが大事だと思います。
世界一周したっていいし、仕事に打ち込んだっていい。
どう有意義に使うかを、よく考えるべきだと思います。
私は学生時代には格闘技に打ち込んでいました。
その目的は、人に勝ちたいというより、自分自身の精神力と肉体の鍛錬をすることでした。
人と人がフルコンタクトでぶつかり合えた経験はいまに活きています。
まずは人間力を磨くこと。これに尽きますね。
若い時は、走りながら考え、考えながら走ってましたね。
はじめのうちは、数をこなすことが大事だと思っています。
質を求めるなら、まずは量をこなすことが大事だと思います。
創業当時は、いろんなところに営業していました。
人と会いながら営業をしていくなかで、ヒラメクことがよくあります。
いままで、蓄積してきたものが意外なところで繋がる感覚ですね。
主力の研修プログラムも、そんな中から生まれました。
人に会いながら、アイディアを蓄積していきます。
自分が信じた道をまっすぐに突き進んでいる、と言われます。
また、「損得」よりも「善悪」を優先させています。
どんなに儲かることでも、それがよくないビジネスであれば乗りません。
お客様企業の発展のお手伝いをする仕事なので、しないほうがいいと設立数年後に決めました。
過去に拡大傾向の企業につとめていたことからIPOを促されることもありますが、いまの事業内容では、IPOする必要がないと考えています。
いまお客様に認めらている研修の価値を海外に発信をしていきたいと考えています。
人は自分のこと以上に、相手のことを思い、行動した時に、全力を出すことができるという一説を研修プログラムに活かしています。
最終的には、世界のみんなが受けてくれれば、世界平和につながると信じています。
自然が好きなので、知り合いの忍者と一緒に山の中を駆け巡っていますね。
私は、山中を歩きながら企業研修のコースを開拓し、友人は忍者修行のコースの開拓をしています。自己鍛錬が好きです。
尊敬している経営者はたくさんいます。特定の人というより、いろいろな経営者の優れている部分に注目しますね。
志の高いところや、言行一致してるところ、社員さんの教育に力をいれているところ、戦略や数字に強いところなど、学ぶべき部分は沢山あります。
社内のスタッフに限らず社外にもいろいろとアドバイスをいただける、先輩方がいらっしゃいます。
誠実であることと、信頼関係をつくることだと思っています。
「至誠の道は、もって前知すべし」という言葉があります。
この言葉は、「誠実に徹すれば、良いこと悪いことの兆しというものがわかる。」というような意味です。
誠実な気持ちで人と接し続けていると、感覚で捉えられるようになってきます。
儲けるというのは、人を信じると書きます。
お金儲けをするために信用を構築するのではなく、信用を得るためにビジネスをやっています。
約束を守ること、価値をご提供することで信用を得て、その結果、お金を手にすることができます。
経済活動というのは、信用を得るための手段として行われているとも考えています。
学生時代はテクニックを覚えるよりも、
人間力を磨くことに専念したほうがいいと思います。
人間の土台ができている人が、テクニックを使うからこそ、
それが活きてくるのであって、テクニックだけでは通用しなくなります。
どんなことでもいいので、ぜひ真剣に打ち込んでみてください。