『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第4弾】
CyberOwl 田中社長
「自分の人生が小説になるとしたら、
最高に面白い物語を!」
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第4弾』
株式会社CyberOwl 田中 啓太
私は、入社前にサイバーエージェントで内定者バイトを経験しました。
当時はまだ、インターネットや、IT、広告については、それほど詳しくなかったですし、
はっきりとやりたいことも決まってはいませんでした。
でも、
「まだ好きか分からないことに対しても、全力で頑張れたなら、
好きなことが見つかったときにも、全力で頑張れるはずだ!」
という気持ちで、どんなことにも全力で取り組みました。
「社長になりたい」「経営したい」と強く思っていたので、
とにかく大阪で目立って、“すごいやつがいる”と思ってもらい、抜擢してもらおうと、
「広告の仕事に没頭」していました。
すると、サイバーエージェントの「あした会議」で子会社の社長に抜擢していただけることになりました。
あした会議で「検索広告のスマートフォンの子会社を作る」ということが決まったのは、
私が、内定者バイトから、リスティングという検索の広告をずっとやっていたことと、
「社長をやりたい」ということを発信していたことが要因だったと思います。
サイバーエージェントの役員で、子会社CyberZの社長でもある山内さんです。
初めて子会社持ったときに、山内さんの下でやらせていただき、
それ以来、自分が子会社を経営するときは、山内さんに教えていただいたことが軸となっています。
サイバーエージェントにいる役員の方々は、みなさん尊敬していますが、
やはり、一番最初に経営の基礎を教えていただいた山内さんは、特に尊敬しています。
今でもアドバイスをいただくこともあります。
CyberZ山内社長のインタビューはこちら!
『絶望から成長は始まる』
たくさんあります。
山内さんの言葉そのままではないのですが、
「若いうちから、大きなリスクを背負って、勝負しにいく」という言葉が心に残っています。
この言葉を思い出すと、どんどんチャレンジしていこうと思えます。
また、「経営者、社長は孤独だ」という言葉も、
山内さんがおっしゃっていて、
社員が5人だった会社立ち上げ当時の私には、この言葉の意味が身をもって分からず、気になっていました。
今では、社員数が80~90人くらいになり、どういうことをいっていたのか、なんとなく実感を伴ってわかってきました。
時には、「周りに反対されても、会社のために推し進めていかなければいけない時がある」ということです。
経営者は最終的には自分で決めなければならない。
そして、その責任を自分が負わなければならない。
AかBかという決断を下さなければならない時、
役員も、もちろん様々な角度から考えてくれていて、冷静に判断したらBだとしても、
“会社を動かすためにはチャレンジングなAを選ぶしかない”という時もあります。
そんな時には、心を鬼にして、厳しいこと言う時もあります。
ある意味、反対を押し切って進めないといけないときもあるのです。
社内の反対意見を飲み込んでやらなければいけない、
それくらいの覚悟がないと経営者はつとまりません。
自分の人格を変えるというと大げさかもしれませんが、
自らを律して、会社のことを一番に考えて行動する必要があります。
組織が大きくなるにつれて、社長個人としての一人の気持ちよりも、会社のためという気持ちが大きくなってきました。
時に周囲の反対を押し切ってでも、会社をいい方向に持って行くのが経営者の役割ではないでしょうか。