『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第5弾】
CyberBull 中田社長
「自分を信じて突き進め!」
〜大きな夢を見る者が、人に夢を与えられる〜
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第5弾』
株式会社CyberBull 中田 大樹
「自分自身が大きな夢を見て、人に夢を与えること」です。
経営者やリーダーなど、人を動かす方々は、
人に夢を与える責任があると思っています。
革新を持ったビジョンや未来を描けるかは重要だと思います。
自分の思想、会社のビジョンを明確にして、伝え続け、夢を与えること。
でも、
まず自分が夢を見ないと、人に夢を与えることなんてできないじゃないですか。
ですから、まずは自分が大きな夢を持ち続けることを大切にしています。
「広告の既存概念に風穴を空け、マーケットルールを創る」ことです。
それは、CyberBullの会社としての夢でもあります。
広告業界は、60年以上続いていますが、業界のルールは基本的に変わっていません。
しかし、今はデジタルや動画など、新しい風が吹いてきて、
業界のルール自体をもう1度、新たに創るチャンスが来ています。
もう1度、業界ルールを再定義すること、マーケットルールをつくることがCyberBullのビジョンであり、私の夢です。
それは、日本の広告業界が、ガラッと変わる可能性があること。
それぐらいのインパクトがあることで、だからこそ、やりがいを感じています。
寝ることです。
寝ぼけて、頭が働いていないときほど生産性が悪いものはないと思っているので、必ず寝る時間を確保するようにしています。
毎日、約7時間寝ています。
「目覚ましがなくても、起きられるぐらい寝る」というのが目標です。
結局、仕事も人生も絶対短距離走じゃないんです。
私も新卒3年目ぐらいまでは、“いかに長く仕事をするか”が1つの“やってる感”を創出して満足していました。
そういう時期もありましたが、30歳を迎える今では、
いかに「長距離を自分のスピードで走り続けられるか」が大事だと思っています。
ですから、土日も基本的には仕事をしてないようにしていますし、平日はしっかり寝るというのをすごく意識しています。
短距離の全力疾走だと、いつか疲れて、動けなくなってしまう日がきます。
「自分のスピードで」というのが大事で、
その自分のスピードを、少しずつ速くしていくんです。
走るスピードは、スキルや経験で速くできるはずですので、その努力は惜しみませんが、短距離走はしません。
長距離を、いかに自分史上最速のペースで走り続けられるかに目を向けています。
実は、私は割とやんちゃな仲間の多い地方に生まれ、育ちました。
周りの友人もほとんどは大学に行かずに、地元で就職しています。
それも素晴らしいことですが、東京の学生のようにビジネスの舞台でチャレンジしている人が少ない環境でもありました。
しかし、そんな環境で育った私でも、現在では、サイバーエージェントという時価総額が7,000億円を超える(※)ような企業の役員をやらせていただいています。
(※2018年7月現在)
ですから、自分の最初のスタート地点の環境や、年齢、生まれ持った才能で全てが決まるわけではないということです。
私自身も、何か1つスキルを持っていたわけでもないし、優秀でもなかった。
ですが、それでもここまで一定の成果を出すことができたのは、
自分が1つ目標を決め、“やってやる!”というマインドと信念を持ち続けたからです。
自分を信じて、諦めないマインドがあれば、何でも成し遂げられると思うんです。
もちろん、世の中には、様々な人がいて、
自分にできないことができたり、
自分が持っていないものを持っている人もたくさんいますが、
劣等感を感じる必要はありません。
「自分がやりたいこと」や、「自分の信念」、「自分が信じていること」を信じ続けて突き進むことが大切です。
それは、自分にしかできないことです。
自分を信じて突き進みましょう!
本記事の作成者:黒田訓英