『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第5弾】
CyberBull 中田社長
「自分を信じて突き進め!」
〜大きな夢を見る者が、人に夢を与えられる〜
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第5弾』
株式会社CyberBull 中田 大樹
年齢、性別、職業を問わず、みんながフラットな関係で、
1つの目標に向かってみんなで力を合わせて達成していくというところに魅力があります。
それは、会社の経営と似た部分もあると感じています。
「仲間と共に、一つの目標に向かって全力で取り組み、達成していく」という部分では、部活動で感じる喜びに近いかもしれません。
しかし、一緒に取り組む仲間が、
自分よりすごく年上のおじいちゃんであったり、自分よりすごく年下の子どもであったり、
普通の学生だったら、経験しないような年齢層の人と、1つのものを成し遂げる
という点は部活動とは違うところです。
そういった様々な年代の人と、小さい頃からずっと関わって、ずっと同じ方向を向いて、継続的に頑張り続け、目標を達成する喜びに大きな価値を感じていました。
それが地域文化として根付いていて、何歳になってもこの喜びを感じることができるのが、お祭りのすごいところです。
父親の影響とお祭りでの経験から、「経営者になりたい」と思っていました。
私の父親が経営に携わっており、「父親を超えたい」という思いがあったことと、
お祭りの時に、感じた自分の長所であるリーダーシップを極めるとなると、経営者なのではないかと思ったことが関係して、「経営者になりたい」と思いました。
ですから、誰にでもフラットに経営者になれるチャンスを与えてくれるような会社に行きたいと思っていました。
「経営者になりたい」という思いを一番実現できそうなところ。
それが、サイバーエージェントでした。
経営者ではありませんが、野村克也監督を尊敬しています。
野村監督も、私も、田舎町に生まれて、そこから成りあがっていくという共通点があります。
監督と経営者は、チームをまとめて1つの方向へ導くという点でも共通しています。
野村監督は、ヤクルトや楽天といった、当時は弱い球団に入って、そこからチームを優勝に導くなど、
「弱者が強者に勝つ方法」を、現役時代から監督時代までずっと考えており、
その考え方や戦略の立て方が、経営者としてすごく参考になります。
「リーダーこそ人格者である必要がある」という言葉も心に残っています。
考えていることが深く、人として尊敬しています。
一番大切にしていることは、「自分の会社の社員や周りの人に対する愛」です。
組織もお祭りも部活動も、何でもそうですが、
やはり、チームでやっているので、
「チームとしての団結」や「一体感」を、いかに常に創出するかが重要です。
まずは、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えることです。
そして、「何があっても絶対に見捨てない」という姿勢を伝えることが大切です。
人はもちろん、失敗することもありますが、
何があっても、絶対に見捨てません。それを姿勢で示すことです。
会社に入った以上、社員のみんなは家族だと思っています。
家族は、失敗したりしても、見捨てたりしないじゃないですか。
何があっても裏切ったりしないじゃないですか。
それと同じ感覚で、
CyberBullにもいろんなタイプの人がいますが、
どんな人でも、どんなことがあっても、うちにいる限りは責任を持って、見捨てずに見守っていく。
「家族への愛」のようなものを、
CyberBullという会社組織の中に文化として根付かせていきたいです。