the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選Part20
株式会社YAZ<ヤジュ> 代表取締役CEO 田中康之
the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選Part20
株式会社YAZ<ヤジュ> 代表取締役CEO 田中康之
1977年 新潟県生まれ
2000年 立命館大学 理工学部 卒業。
2000年 (株)富士総合研究所(現・みずほ情報総研)入社
2002年 “YAZ Style Project.”創業
2004年 (有)YAZ 設立 代表取締役に就任
2005年 (株)YAZ 代表取締役に就任(現任)
創業時には、フリーランスエンジニアとして活躍。
会社設立後は、グループウエアからコミュニケーション分野のシステムを開発。
近年では、スマートホンに始まるIoT分野のアプリケーション開発事業を展開。
株式会社YAZhttp://www.yaz.co.jp/
社長のYAZLoghttp://ameblo.jp/yaz/
株式会社YAZ・新卒サイトhttps://www.passion-navi.com/company/index/2839
私は在学中がいいと思います。もし起業後に上手くいかなければ、そのあと就職して大きな会社に入ることもできます。学生時代は時間が沢山あって、実家に住んでいる場合は生活費もかからないので、挑戦しやすい環境にあるといえます。いつ創業したとしても会社経営の経験は誰もがなにも無いところからスタートするものなので、早いうちから始めることがよいと思います。私が会社を始めた時代に比べて、今の時代は格段に情報もあり、起業も身近な存在になってきているのではないでしょうか。
私は一貫して遊ぶべきだと思っています。理由は簡単です。年齢によって実現しやすいことが異なるからです。例えば大学生であれば遊ぶことや異性とお付き合いすることや海外旅行をすることなどです。でもそれが10年後や20年後に同じことをできるかというと、仲間も減り、時間も減り、実現しにくい環境になります。今しかできないことをその年齢に合わせてやるべきです。
行動ですね。「出来ること」や「稼げること」からやってみるという行動を私はずっと続けてきました。
もともとエンジニアですので、開発タイプですね。社長の中では、あまりいない部類に入ってしまうとは思いますが、どちらかかといえば創るタイプです。私はデザインなどのクリエイティブなことが好きなので、開発の上流フェーズに今でも加わることがあります。
私は冷静なタイプですね。創業3年目〜6年目までに20社ほど入居できるインキュベーション施設に入っていたのですが、そこに一緒に入っていた経営者の方々と自分を比べると、目立つほうではなかったのですが、こつこつ積み重ねていくことが得意でした。あまり前に出るタイプではありませんが、淡々と積み上げて次に向かっていくことは非常に得意としています。冷静に向き合って、情熱的に続けることを考えています。
IPOは将来の選択肢という意味で、常に考えている状況です。しかし、具体的なタイミングまでは考えていません。私たちのサービスにお金を入れれば会社が伸びるという状況になったタイミングになると思います。IPOはお金が入ってくる中で、どのようにスケールアウトができるかが肝なので、お金のレバレッジが効く状況にならないと資金調達する意味がないからです。
IPOとも関連するのですが、IPOを見据えられるサービスが立ち上がった時に同時に海外展開も考えています。グローバルにサービス展開を行うという方向で海外展開を考えています。
休日でも何かしらの仕事を月に3〜4日はしています。仕事以外の日には長距離ドライブをしたり、バーベキューをしたりしています。そのほか社員だけでサーキットに行ってカートレースをしたり、社内にある雪部(サークル)では毎年10人以上でスノボに行ったりしていますね。
沢山いるので、この人ということはあまりないですね。逆にいいところをどう真似して自分に取り入れるかをいつも考えています。
はい、います。弊社No2のCTOが大学時代からの仲間です。大学時代に同じ授業で集まる集団の中の一人でした。彼は大学の講義の時にノートをキッチリ仕上げるタイプで、私はギリギリに出席してなんとか取るタイプだったので成績は彼のほうが抜群に良かったです。そんな仲間が私が会社を創って1年後に入ってきてくれました。もう20年ぐらいの付き合いになります。
理念をベースにして、どう会社のカラーをつけて経営をするかは非常に重要だと思っています。この10年会社経営をやってきて、システム開発というベースが一緒でもお客様やニーズは変わっていきました。しかし、うちの会社がなぜ存在するか、もしくはどんな会社たるのかという部分は変わっていないと思っています。そこに共感するものがあるからお客様より発注をいただくことができますし、中途で入ってくる方々も増えているのだと思います。その軸をどう広げていき、発信していくのかが重要だと思っています。
先輩経営者や上手くできる人から学ぶべき点はあるかもしれませんが、自分で会社を創って進めていくときは、自分と世代の近いメンバーとやることが多いと思います。大人とたくさん繋がりを作ったり、一方的に教えてもらうのではなく、同世代の中で考えたり、一緒に作ったりしていくと生涯の仲間もできるだろうし、その中からビジネスパートナーも見つかるのではないでしょうか。