18歳にして100の資格を取得した天才
平成生まれの資格王 / 永野彰一
問題としては、一般的に就活の手段が1つしかないという点ですね。
普通に就活をするということでまずは何をしますか?ほとんどの学生はリクナビ等のサイトに登録することから始めるしかありません。サイトに登録し、自分でESを書き、企業にESを送り、結果を待ち1次選考、2次選考と進んでいきますよね。
本当にそんなやり方で、主体的に「社会と関わる」という選択をして良いんでしょうか?一度そこに立ち返ってみるべきです。
もちろん、そのスタンダードを外す必要性は一切ありません。自分は外れていますけどね(笑)
選択肢というものは増やすものです。従来の就職活動のやり方は全然間違っているとは思いません。しかし、他の選択肢を持っておいても良いんではないでしょうか。 資格さえあれば何事も安泰ではありません。しかし、個人の主体的な選択肢を増やすために資格取得は非常に有効です。
元々、日本はポテンシャル採用と言われている採用方式でした。この採用方式は、今どういった能力を持っているかではなく、今後の能力の成長を見越して採用を行うものです。
しかし、今は「即戦力」が求められている時代です。ということは、就職活動するにしても、即戦力になりうる実力を保持していないとかなり難しいということが言えます。
何故、即戦力が求められているかといいますと、ポテンシャル採用というのは企業に「余力」があるという前提での採用方式なんですね。即戦力を持たない人材を採用し、育てる余力がない企業が大半です。
例えば、私が取得している資格の中に、「大型2種免許」があります。それを持っていると、バスやタクシーを旅客運送のために運転することが出来るようになります。 バスの運転手というのは、年収が800万円程です。そこで、どう頑張っても年収800万円を超えられないと思った人は、学生の内に大型2種免許を取得しておけば良いのです。そうすれば、いつ今の職場を辞めても安心です。年収800万円は保証されているのですから。しかもバスの運転手は引く手あまたなんですね。それが即戦力なんです。
あとは、資格の見極め方というのも大切です。例えば、弁護士でファイナンシャルプランナーの資格を持ってみたり、税理士で中小企業診断士の資格を取得して中小企業に強い税理士になったり、そういう資格のコンボがあるとその人の人材としての価値がぐんと上がります。
例えばこういった記事が多くの人に読まれることで、いわゆる「気づき」というものを学生の方たちが得てほしいですね。本当に色々な方にこの本を読んで頂きたいですし、これからも色々な本を出すと思うのでそこから何らかの気づきを得て、人生に役立ててほしいと思います。
資格というものは、みなさんが思っている以上に力があるものです。資格を取得することによって、資格一つの価値だけではなく、取得するプロセスなどから自己管理のスキルというものが身につきます。
まずは、何か取得したい資格を見つけたら、まず日程を確認し、その日に必ず試験を受けに行く。それが非常に大切です。
もう一つ付け加えるとすれば、基本的に人間というのは、「何かをしたい」、「何かになりたい」と強く思うことによって、自分が望む方向に動くように脳がなっています。 そのことを意識しながら普段生活することによって自分の望む姿というものに近づくことが出来るので、とにかく夢を持って色々なことに取り組んでもらいたいと思います。