中国とのパイプを生かしたビジネス
有限会社メイプルカンパニー / 西宮 恵子
メリットとしては、瀋陽の合弁会社とのコミュニケーションが円滑に進む点ですね。立ち上げ当初は2カ月に一回のペースで向こうに行って色々打合せをしていたんですが、向こうの運営も落ち着いてきましたし、直接収入になる仕事でないと、交通費をあまり出せないのでそう何度も行けません。そうすると電話で中国人同士で連絡を取り合う事によって向こうの会社のリアルな状況や本音が聞けるのでそれは助かっています。 大変な所はやはり文化的バックグラウンドの違いですね。以前は色々と苦労しましたが、最近は文化的な考え方の違いは、日々の私の指示次第で変えられる事なのだとわかってきましたので、そんなに問題はなく上手くやっています。中国の方は潜在的なパワーと言うか集中力がすごいので、それは叶わないなと常々感じています。
せっかくの中国とのパイプを生かしたビジネスをしていきたいと思っています。まずはこの『日新月異』というプロジェクト名も兼ねた情報誌をもっと広める為に、中国語のWEBサイトを立ち上げていきたいですね。会社自体を大きくしようと言う風にはあまり思っていないですけれど、少人数でも収益がしっかり出せるグローバルな会社にしたいと思っています。
中国語で「日進月歩」の事です。『日新月異』と言うのは「日ごと新しく、月ごとに異なる」という意味で、私たちも月ごとに変わっていけるように、という意味も込めました。
何かひとつ始めたら、その道の一通りのことは習得できるようにすると、次のステップでそれが生かされると思います。『自分には何が合っているのだろう』と迷われている学生さんが多いと思うのですが、出会った仕事に一生懸命挑戦していってください。提案をするときの発想力はどの業種でも同じですから。 最初の就業体験が大切なのかなと思います。最初の会社では色んな事を積極的に学ぼうという姿勢を持ってください。