ファッションを通じて人生のコンサルティング
株式会社オシャレライブ パーソナルスタイリスト / 土居コウタロウ
起業までの道のりは長くなるのですが、まず、海外から帰ってきてから友人に誘われて参加したセミナーで、現在、私が師匠としている山崎拓巳さんと出会いました。the Entrepreneurでも掲載されている方です!
(記事はこちら→/entrepreneur/interview/vol0345.html)
その出会いは僕にとって衝撃的でした。拓巳さんはユーモアたっぷりでトークも上手で、女性受けも良いし、当時でまだ30代という若さで既に1億稼いでるっていう状態でした。直感で「こんな人になりたい!」と思ったんですよ。
当時20代前半だった僕は、今の自分が拓巳さんと同じ年齢の時どんな大人になっているのか想像した時に、すごくつまらない人生になっているイメージしか湧かなかった。 ごくごく普通のサラリーマンで、丁度その頃は中間管理職で頭も禿げてきて、夜は毎日飲み歩いて、嫁には尻にしかれて、みたいな感じです(笑)。「そんなのまっぴらだ!」と思いました。そこで、世界一周すれば何かやりたいことが見つかって、普通のサラリーマンじゃない人生を歩めて、人生が開けるのではないか、と思いました。出来るか出来ないかわからないけど、「とにかくやってみたい」という衝動に駆られました。そして、再び旅に出ることを決意しました。
違います。旅はとっても充実したものでしたが、何をするかという具体的なことは見つからなかったです。 このパーソナルスタイリストというお仕事を思いついたのは1冊の本との出会いがキッカケです。拓巳さんのブログをいつもチェックしていて、あるときブログで本田健さんの「幸せな小金持の8つのステップ」という本を紹介していました。
早速読んでみると、そこに書いてあったのが、「好きな物を追求すると小金持ちになれる」といった内容が書いてありました。若かった僕は鵜呑みにして「小金持になってやる!」と思い、言葉通り、好きなこと探しを始めました。
そこで、やっぱり僕はアパレルが好きだということを再確認しました。しかし、以前のように雇われて販売や企画のお仕事をするのは面白くないなと思い、何か良い案はないか、とずっと考えていました。すると、突然お風呂でアイデアが舞い降りてきたんですよ!(笑)
お風呂めちゃくちゃいいですからね。お風呂やお手洗いでは、脳波が下がって直感力があがるんですよ!だから、その時に仕事のヒントやひらめきが生まれやすいんです。人間はすぐ忘れてしまう生き物だから、お風呂とお手洗いの近くにはメモを置いといた方がいいですよ。これは、拓巳師匠がセミナーで言っていたことです。僕も、もう何年も続けて書いています。それを試行錯誤して、今のショッピング同行のパーソナルスタイリストの原型を思いつきました。
是非実践してみてください。本当に良いアイデアが出てきますから!
いえ、違います。主に「人」というものにフォーカスして、コーチング、心理学、カウンセリングなどを勉強してきました。正直、今の時代スタイリングだけでは食っていけないんです!パーソナルスタイリストは、服が好きだからやっています、というのでは形にならないです。そこに大きな価値は生まれない。僕はただお客様に似合う洋服を選ぶだけではなく、「ファッションを通して人生を変える」というスタンスでやっています!
僕にとって、スタイリングというのは1つのツールでしかなくて、要は仕事を通じて「お客様の自己実現をお手伝いする」というのが目的なんですよ。一生の相談役になるための引き出しを増やすために、今も自己投資をどんどんしています。