起業には無駄がない
ブランドリームス / 菅原 瑞穂
ブランドリームスはミッションとして『日本のNPOをわかりやすく」します。』を掲げています。このミッションを達成するため、既存のNPOをブランディングでわかりやすくすることに加えて、すでに社会貢献活動をしている小さな団体のNPO化も進めていきたいです。潜在的にミッションを持っていても、まだそれが明文化していないような団体を、ブランディングで世間からわかりやすい状態にしたい。そうすることで、NPO業界をより楽しく明るく変えていきたいです。
NPO業界をもっと楽しく、明るい場所にすることです。その結果、「人のために何かしたい」ではなく、「あのNPOに入りたい」という思いから社会貢献に参加する人が増えたらいいなと思う。楽しそう、面白そうという理由で、就職先にNPOが選ばれるような社会を目指したいです。「日本では、『社会貢献』という言葉には依然として「我慢してやっている」という印象がともなっています。そういう現状には課題が大きいですが、逆に言えば、社会貢献のイメージを高める余地が大きいとも言えます。『楽しいから』というのが、社会貢献に参加する理由になれば、日本にも社会貢献が根付くはず。ヨーロッパやアメリカでは、社会貢献という概念が市民レベルで定着しています。日本でも、欧米諸国並みに、社会のために何かしたいと自然に行動を起こせる人を増やしていきたい。それを実現することが私の夢です。
『起業をしたい』という理由で物事を選択していくことより、好きなものや楽しいと思うことを基準に何かを追求して欲しい。そういうスタンスで物事を意識していると、社会に対して何をしたいか、自分がやりたいことは何か、が、本当の意味で見えるはずです。卒業後すぐに起業をする人もいますけど、必ずしもそうじゃなくてもいい。普通に会社に入っても学ぶ事はたくさんあります。私自身、幾つかの企業に勤めた経験がありますが、その頃に得たスキルや知識も、起業してから大いに活かされています。起業家になる上で、無駄になるものはありません。明確なプランと環境があるのなら、今すぐにでも起業するのも良いと思います。でも、まだやりたいことがないのであれば、とりあえずは縁のあった企業に就職するのも一つの選択肢です。起業は本当に楽しい。起業したら、人生の全てを活用できるから、すごく効率的な人生になります。自分でビジネスをすることに興味のある学生は、ぜひ勇気をもって起業にチャレンジしてみてください。