南極の氷が全て溶け落ちる程、世界を熱く燃え上がらせる
株式会社ZUU / 冨田和成
顧客の金融リテラシーが低いからです。たとえば、債券運用って知っていますか?と聞いて答えられないのが普通なんです。それは、学生だけでなく社会人も一緒です。一部の人しか知識がないんです。世の中には情報の非対称というものがあるから、情報に付加価値が付くんです。そこに対して、我々は、中立の情報を提供したい。これをすると金融機関にとっては不利に働きます。中立的な情報を与えては、金融機関はビジネスになりませんからね。マイナスなことは言わないじゃないですか。なので、我々の競合となるプラットフォームは、このBtoC事業に関して言えば、存在していません。
ユーザー目線で考えた時に、どちらがハッピーかですよね。インターネットの普及により、各業界の効率化が行われました。ネットで調べれば、情報が溢れている時代ですからね。しかし、昔ながらの業界では、この効率化が遅れているんです。その一つが金融業界。 私は、シンガポールにいたんですが、その頃に世界中の金融×ITのビジネスモデルを探し尽くしたんです。その時に、今やっているビジネスがないことに気がついたんです。徐々に金融業界にもITの波は来ているのですが、一番マーケットの大きいリテール営業の顧客アドバイジングプロセスの部分が、効率化されていなかった。これは、私自身が、富裕層に対して金融アドバイスする立場にいたので、より明確に見えましたね。だから、今は金融業界にメスを入れているところです。 ちなみに、このマーケットが壊れると数十兆〜数百兆円の市場が壊れ、それが顧客に還元されることになります。
我々の富裕層の定義として、金融資産3000万円以上としています。日本は、1億2000万人いて、5000万世帯あります。そのうちの、1000万世帯が金融資産3000万以上と言われているんです。
私が、働いていた時には、社内のプラットフォームが強かったんです。それに頼っていた部分は大きいでしょう。そのプラットフォームがなくなった瞬間に情報が急に得られなくなったんです。野村証券のように、大手なら社内の情報プラットフォームが強いのでいいのですが、中小の証券会社とかになると、情報は皆無なんです。その情報を集めたり発信する社員に人件費を割くことが難しい企業が多い。だから、我々は、企業が人員を割いて情報を集めるよりも、安いコストで質の高い情報を提供しています。
南極の氷が全て溶け落ちる程、熱い世界を創り上げることです。そのためには箱が必要で、あと24年間で時価総額50兆円の世界一の企業を創り、そこで引退して100兆円の財団を創ります!絶対に成し遂げます。
世界中の人が夢や目標を持って、それに向かって100%で走り続けている状態をつくりたいんです。夢とか目標があればやりたいことに突っ走るやる気が出てきます。南極の氷を溶かすほど熱い世界を創るという、大きな目標から私の行動力は生まれます。それって行動力などではなくて、やらなくていけないことだからなんですけどね。人間、目標や夢が明確で、それに向かって全速力で走っている際に、真剣にやっているからこそ辛いこともあるし、悲しいこともあります。ですが、後からその時のことを振り返ってみると、一番充実していたと思える時期でもあるんです。部活がその良い例ですよね。それはいつの時期も同じで、常に夢や目標を明確に持つ事が大切です。これが《人生は終わりなき旅(エンドレスジャーニー)》って言われる所以だと思うんです。
エネルギーとバイタリティって反比例すると思います。エネルギーってたくさん走り続けると消費しますよね。でもバイタリティは溜まっていくんです。疲れていてもバイタリティが満タンなのが理想です。どんなに疲れて大変な1日だったとしても、疲れたけど充実した1日だったなって思えたら素晴らしいですよね。逆に一日家で寝転がってたらエネルギーは満タンですが、バイタリティはゼロじゃないですか。この2つは反比例するもんなんです。