経営者の魅力は、責任をとれること
株式会社パートナーエージェント /佐藤 茂
当社のサービスの最大の特徴は「エージェント制」を採っている点です。お客さま専任のスタッフが1対1のコミュニケーションを通して、お客さまのパートナー探しのお手伝いをしています。
一般的な結婚情報サービス会社は、膨大な会員データからコンピューターで相性の良いパートナー候補を見つける「データマッチング制」を採用しています。しかし、単なる会員データだけでは、相手の人柄や雰囲気までは分かり辛い。また、一人ひとりへのアドバイスも難しく、「なかなか希望するパートナーと会うことができない」という不満をよく聞きます。
そういった不満を解消するのが「エージェント制」です。お客さまと密なコミュニケーションをとり、コンピューターの条件検索だけでは探し出せないパートナー候補をお客さまに紹介できます。おかげさまで当社は2007年のサービス開始から3年間で約500組のご成婚をサポートすることができました。ちなみに、業界の平均成婚率が約10%と言われる中で、弊社は成婚率22%と非常に高い実績をあげています。
責任を取って挑戦ができることですね。
僕はサラリーマンほど魅力的な仕事はないと思っていて、部下にも「会社のリスクを使って挑戦しろ。」とよく話しています。自分のやりたいことを上司にイエスと言わせて判子を押させたら、ほぼノーリスクで会社のお金を使ってチャレンジできる。そんなにおいしい職業なんて世の中に無いと思います。仮に失敗しても、周りからは「おまえ、失敗したな」と言われて、恥ずかしい思いをするぐらい。いきなり降格になったり減給になったり、通常では考えにくいですよね。勿論、僕自身も勤め人の頃からそういう仕事の仕方をして、色んなチャレンジをし、色んな提案をしてきました。
しかし、そういったチャレンジを繰り返すと、最終的には自分のリスクで挑戦をしたいと考えるようになりました。その方が気兼ねなく失敗できる(笑)。経営者になってからは、部下のミスや自分のミス、全てにおいて責任を取れる立場になった。それが最大の魅力だと思います。
結婚市場が約500億円という狭いマーケットなのですが、まだ拾えていないマーケットニーズがたくさんあると思っているので、そこを拾っていく事ですね。
個人的にはベンチャーキャピタルをずっとやりたいと思っていました。日本には、チャレンジする風土とか環境がないですので、そこに対して貢献したいですね。
ソウルドアウトの荻原猛社長です。先義後利という経営理念もそうですが、人間的に非常に魅力の溢れる方です。
大手の安定した会社で仕事をしたいという考え方も大変結構な事だと思います。しかし、企業の寿命というのは長くても30年で、そう考えると企業自体に安定という概念は実はありません。
つまり、「何を持って安定とするか?」と考えた時に、どんなフィールドでも活躍できる人材へと成長する事こそが、「究極の安定」ではないでしょうか。
「どんなフィールドでも活躍できる人材」とは、世の中に対して価値を生み出し続ける人材だと思います。その為に磨くべきスキルや精神力を学生時代から養っておくと、必ず後に活きると思いますよ。
「経営者の魅力は、自分で責任を取って挑戦できること・・・。」
そのように話された起業家は佐藤社長が初めてだったので、凄く驚きました。
「自責」は、あらゆるビジネスマンに求められている要素の一つだと思いますが、
「自責」を魅力である、と語れる経営者は佐藤社長くらいでしょう。
どのようなフィールドでも、常に結果を出してきた佐藤社長の、参考にすべき仕事観を知る事ができました。
2010年09月15日 担当:新田