YOU MONEY
株式会社エヌプラス代表取締役 / 中村祐介
大学時代、多数の出版社の方にお世話になり、卒業後は出版社に就職しました。3年間はいわゆる大手出版社に勤め、記者として過ごしました。そこでのいろいろな仕事の経験を通じて、編集という仕事の素晴らしさを知りました。すでにあるものとあるものを掛けあわせて「価値のあるもの」を作り出すのが編集です。開発だろうが新規事業だろうが、実業の世界にこそ編集は必須だと確信しました。その思いが強くなり、私は新たな形のプランナーとして、起業することを決意しました。
そうですね。まず、26歳のときに、会社をやめてライター&エディター兼プランナーとして活動をはじめました。フリーで仕事を進めているうちに、法人を取引相手とする機会がどんどん多くなっていきました。しかし法人が取引のメインになっていくと、自分も会社の形態をとることを求められるようになりました。ですので、29歳で起業したときには、すでにある程度需要があったと言えます。
また、私は、こういう風になればいいな、と自分の未来を具体的にイメージしていました。将来を見据えた時に、20代で起業というプロフィールがあったらいいなと考えていました。29歳での起業は自分のイメージ通りであったともいえると思います。ちなみに今でも、将来から逆算して、自分のプロフィールを考える癖はあります。
ありました。やりたいことをやりたい、自分がやりたいって思ったことをすぐにやりたかった。そういう想いが根本にあって、とりあえずやってみようという精神で起業を決意しました。
最初はどうしたらいいか全くわかりませんでした。「本を作らない編集者」として、編集的なノウハウを活かしたコンサルティングがしたいと思っていましたが、その活かし方がわかりませんでした。しかし、転機が訪れました。今までお世話になった方の依頼で、大手企業さんの仕事の依頼を受けたのです。それが成功して、もの凄い達成感を得たと共に、気が付けば起業して1年目で年商1億円を達成することができました。その大きな達成感は今でもよく覚えています。実は、起業1年目で年商1億円達成することも逆算してプロフィールで考えていたことでした。
愛されているかはわかりませんが、目の前の人に対して、「精一杯誠意を持って対応すること」は幼い頃から培われていたものだと思いますし、常に意識していることでもあります。
目に見えない人からの評価を私は「YOU MONEY(ユーマネー)」と呼んでいます。通貨の代わりに、人と会ったり自分の成長が信頼につながったりすることが、これからのあなた自身の価値であり、ユーマネー、自分通貨と呼べると思います。YOU MONEYは属性やお金にとらわれない信頼関係によってのみ貯めることができるものなので、増えることはあってもなくなりません。こつこつ信頼や経験を貯めることで最終的に自分がYOU MONEYを有効に活用することができるのです。やはり、自分のことを選んでくれた相手に対して、誠実に対応することが大切です。関係性が先にできるとあとでつながってくるものなのです。結果、お金は後からついてきます。