YOU MONEY
株式会社エヌプラス代表取締役 / 中村祐介
今回取材させていただいたのは、株式会社エヌプラスの代表取締役の中村祐介様です!
大学在学中からWebビジネスで1000万を稼ぎ出し、起業後もパソコン1台で、1年で年商1億円を達成。
そんな中村さんは、意外にもお金に執着していなかった……コミュニケーションを大切にした結果、あとからお金がついてきた!今回は常識という枠に縛られない中村さんのコミュニケーション術に迫りました!
Webというかデジタルへ触れるきっかけは小学校3年生にさかのぼります。小3の頃に、自分のお小遣いでMSXという数万円のパソコンを購入しました
当時弟がファミコンを買ったのが無性に悔しくて、なぜだかパソコンを買いました。しかし、パソコンしか買うお金がなかったので、ゲームのソフトが購入できなかったのです。そこで、仕方なく書店でプログラムの本を立ち読みして、暗記して、家に帰ってからプログラミングを打って、遊んでいました。モノを作っていくことに妙に興奮したのを今でも覚えています。当時はプログラミングが『魔法の言葉』だと思っていました。しかし、当時のパソコンはそのまま保存できないんですよ。パソコンの電源を消すとゲームも消えてしまう。外付けで何かに保存しなくてはいけないのですが、お金がなくて、それも買えなかったので毎回一から立ち上げていました(笑)
そのあと、パソコン通信というのをはじめて、幼いながらに、ネットの世界でいろいろな大人の方と出会い、ネット上でのコミュニケーションを深めました。そこで、プログラミングが自分よりできる人がこの世にはたくさんいるんだ、ということに気が付きました。つまり、はじめるのも早かったけれども、見切りをつけるのも早かった訳ですね。ネットの世界ではたくさんの人に、本当に様々なことを教えてもらいました。わからないことを聞けば教えてくれる人がいて、また困っている人に自分のできることを提供できれば喜んでもらえる……。お金を払わなくても何かの手伝いをすれば、結果的にその手伝った相手から再び情報をもらえるといった、人とのコミュニケーション方法が自然と身につきました。
大学入学後は書店でアルバイトをしていたのですが、どれだけ頑張っても1ヵ月に稼げる額はある程度決まっていました。そのことに疑問を持ち、どうしたらいかに効率良くビジネスが出来るのだろうか、と考えるようになりました。与えられている時間は1日24時間なので、1時間をどのように過ごすか、密度が重要だと思っていたのです。そんな時、バイト先の書店でライター募集の案件を目にして、応募しました。ちょうどその頃はインターネットバブルで、仕事内容は200字程度でWebサイトのサマリーを書くというものでした。それを6つ位書いて出版社に提出しました。それであっさりOKをもらい、報酬をもらいました。そこではじめて、大人の世界はこんなにお金が動くものなんだと驚愕しました。
ライターの仕事をどんどん進めていく内に、だんだんと大きな仕事をもらえるようになり、ムック本を一冊任せてもらうまでになりました。そこで、自分だけではなく、同級生や知り合いのライターさんにも原稿の仕事を振り分けるようになりました。しかしやはりまだ大学生なので、なかなか言うことを聞いてくれませんでした(笑)。そこで、メルマガを定期的に配信し、そこに常に寄稿してもらうという名目で、彼らから〆切前に原稿をもらうという仕組みを作ったのです。そんなことをしながらマネジメントというか、経営の基礎的な部分を学ぶことができたのかもしれません。