起業してみないと分からない部分も多々ある
株式会社Pitapat / 合田武広
アメリカ行きのチケットをもらって、シリコンバレーでプレゼンテーションをしたんですよ。日本企業が15社位参加している大会でした。そこでも、優勝することができました。そこで投資家の人達から、言われたことが、とんでもなくでかい話でした。「数百億で、エグジット狙おう」という話を本気で言うんです。スケールのデカさにはびっくりしました。 しかし、実際に作って、アメリカに持っていっても、あまり評価はしてもらえませんでした。アメリカでは、難しいと思い、まずは日本で流行らせようと思いリリースしました。最初は、ブレークスルーキャンプで優勝していることもあり、話題にされ、ダウンロードもされ続けました。でも、それは一時的なことで、すぐに利用されなくなり始めました。コンセプトは面白かったと思うのですが、実際に使うとなると別問題ですね。
Pitapatは、ソーシャルグラフを使って安心した出会いを提供しようと思ったのですが、既存の出会い系の悪いイメージが先行してしまい、口コミによるバイラルがうまくいかないことがわかりました。そして、Facebookログインを抵抗なくやる人は、日本だとIT系ばかりでその先に広がることが非常に難しかったのです。色々と新しすぎたんですね。Pitapatを方向転換して、ソーシャルグラフを使わないマッチングを提供することも視野にいれたのですが、無理に異性の出会いにこだわるとはないなと思ったのです。 そこで、企画を一から練り直すことにしました。
起業家の人には、沢山影響を受けていますね。特に影響をうけているのが孫泰造さんや、藤田晋さんのような方で、もう働かなくても暮らしていけるのに挑戦し続けている方ですね。僕がしたい生き方ですよ。僕も、そういう風になりたいですね。
やりたいと思ったら、すぐに行動してほしいですね。動かないと何も始まらないですよ。今自分のいる場所だけでは、満足してほしくないです。学生なら、大学に留まらずに色んな人と会って、話してほしいですね。そうすると、徐々に視野が広がってステップアップできるようになると思います。失敗しても、やりたいことに挑戦していれば、リスクではないですね。絶対、厳しいことをやっていれば、成長します。