起業家インタビューのthe Entrepreneur(アントレプレナー)インターンの大学生が起業家へ取材！

「社会貢献します」は当たり前過ぎる

一般的な経営理念とは違いユニークですね。

　よく理念として「社会貢献します」みたいなものが掲げられていますよね。でもそれって当たり前過ぎませんか？
　会社として事業をしているのなら、当然社会貢献をする必要があります。お金をいただいてサービスの提供をしている以上、頂いたお金以上の価値や満足を提供するのは当たり前の話です。では、どうすれば提供する価値を最大化できるのか？と考えた時にやはり一番は「社員の成長」なんではないかと。社員が成長すれば、それだけサービスレベルも向上し、結果的に社会貢献に繋がります。 

具体的にどのように社員のマネジメントをされていますか？

　具体的には３つあります。
　一つ目は、メンバーとのコミュニケーション機会を増やし、性格を理解したり悩みや身に付けたいスキルなどをしっかりと把握し、みんなの成長を誰よりも考え、組織の中でできる限り最適化を図ってあげたり僕の考えを共有したりすることです。

　二つ目は、楽しく成長するための環境を制度として用意してあげること。
　具体的には「人生ゲーム制度」というものを作って運用をしています。簡単に言うと、日々ワクワクするポイントを作ろうよ！ってことで人生ゲームのようにある一定のルールのもとにマスを進めていき、止まったマスで何かが起こるというもの。例えば、100円掴み取りインセンティブがあったり、仕事を社長に押し付ける権利を得たり（笑）もちろんマスを進めるためには、会社への貢献が必要です。営業で言えば受注だったりデザイナーで言えば納期より早く納品だったり、それ以外で言えばフロアの掃除を積極的にしたりなど。 これはみんなが日々妥協しないで成長するためのマネジメントだったりもします。
　他の制度で言えば、書籍代や会食費などを会社で全額負担したりなどもしています。これも成長の機会損失を防ぐためですね。

　三つ目は、休暇を増やすこと。今は年間１３５日くらいに設定していますが、会社の状況を見ながらもう少し増やしたいと思っています。
　仕事以外でも成長のチャンスはたくさんあります。特に弊社は若いメンバーが中心で全体的に経験が浅いため、いろんなことにチャレンジしてもっと視野を広めたり経験から学んで欲しいと思ってます。もちろん単純にリフレッシュすることも仕事で高いパフォーマンスを発揮する上では重要です。
　狙いはもう一つあって、他社より休暇が多いということがポイントです。人はどうしても周りと比較して評価したくなります。要は他社と比較した時に「うちの会社は他社より休暇が多くて恵まれてる！」って思うことが「もっと仕事を頑張ろう！」に繋がる人もいるのです。

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