がんばるぞ!
株式会社バーグハンバーグバーグ / シモダ テツヤ
ちゃんと考えるのが面倒くさかったんです。
「やりたくない仕事はやらない」ことです。
ありがたいことに、そんな我儘ばかりを通していたらやりたい仕事ばかりご相談いただけるようになりました。もし、やりたくない仕事を我慢してると本当にやりたかったことが薄まっていくと思いますので、できるだけこのスタンスで続けていきたいですね。
いかんせん身体が大きかったので、そういう意味での目立つだったかもしれないですね。
同い年の従姉妹がいるんです。この前、昔の写真が出てきまして、彼女は布にくるまれてお母さんに抱かれてるんですけど、僕は半ズボン履いて直立していました。1歳から記憶ありますし。たぶん成長が異常に早かったんです。同級生と遊んでると身長差が30cmくらいあったんで近所のおばさんに「あの子は友達いないからいつも年下の子と遊んでるわ」なんて言われました。コンプレックスでしたね。
ちょっとでかい位ならいいんですけどね。異常にでかいっていうのはね。悲しいです。悲しきモンスターでした。しかもその後、普通に成長が止まったんで全然得もしてませんし。
後、子供の頃、親にファミコン買ってもらえなかったこともコンプレックスでした。まわりの友達みんな持ってたんで辛かったですね。親が昔の人間なんでファミコンに限らずあんまりモノを買ってくれなかったんですね。でも結果的にこれがすごく良かったのかなと思ってます。
「買ってもらえないなら作るまでだ」という姿勢が身に付いたと思います。 だからといって、プログラムができたわけじゃないので僕はファミコンをソフトブロックで作って再現してました。めちゃくちゃ頭わるいですよね。ブロックでファミコンと、あとテレビを作るんです。当然ブロックだから何も映らない。しょうがないからそれを触りながらゲームをプレイしてる妄想をするんです。親は心配したかもしれませんね。もし僕に子供がいて同じ事やってたら病院連れていきますよ。ただ、そのときに色々妄想して過ごせた時間は今の発想などにつながっているように思います。
ありがとうございます。宮崎駿さんも普段はとても質素な食事をしているから、あんな美味しそうな食事シーンを描けると何かで観ました。
なので僕も子供ができたら鉄仮面かぶせて鉄球付きの足枷つけて地下牢に5、6年ぶち込もうと。そうすればすごい妄想力を持ったクリエイターが育つと思うんですよね。そのかわり僕も大人の事情で牢屋に入れられるかもしれませんが。
僕が小学生のころは今と違って飼い主マナーがちゃんとしていなかった時代だったので、道を歩いているとそこら中に犬のフンがありました。それを「お楽しみボックス」という名の段ボールに拾い集めて、近所のマンションに投函していました。サンタクロースのつもりでした。
小学校の頃からなんですが、中学でも四コマ漫画描いてました。内容は当時の担任が怒りと共に筋肉がバーン!って膨らんで、生徒に力任せのラリアットを食らわせて首を跳ね飛ばしていくというギャグ漫画を描いて友達に見せてました。いつの間にかみんなが楽しみにしてくれるようになって、それが嬉しかったですね。もっと描いてみんなの反応が見たいって思うようになりました。
後は、仲のいい友達が僕以外みんなサッカー部だったので、僕もサッカー部っぽい雰囲気を出してました。僕は運動は嫌いだったのでサッカーとかできなかったのですが、サッカー部っぽい雰囲気は相当出せてたと思います。特に得はしなかったですが、中学の3年間続けられたことは今でも僕の誇りです。
ビニールパッカーですかね。
海外旅行をするのが好きだったんです。学生の頃は毎年計四ヶ月くらい東南アジアとかでフラフラしてました。 初めて旅に行くときは、準備万端すぎて余計なものを持って行っちゃうじゃないですか。でかい寝袋とかゲームボーイアドバンスとか靴二足とか・・・。でも何か違うと思ったんです。靴とか二足いらんなと。 それで次からはファミリーマートのビニール袋にパンツと財布とパスポートだけ入れてスリッパでウロウロしてました(笑)見た目浮浪者ですよね。
「死ななかったら何度でもやり直しがきくから結果オーライ」と思えるようになりました。 きちんと舗装された道が少ない国で、旅の道中バスに乗ってたら運転手の居眠り運転でバスが横転して何時間も救助を待つはめになったり、いきなり落石や土砂崩れに巻き込まれたり。あと山賊が結構な確率で出る道をどうしても通らないといけなかったときがあったのですが、無事目的地に着いたときは心の底から「生きてて良かった」と思いました。
それに比べると日本は本当に安全だし、平和。 蛇口ひねればきれいな水出てくるし、絶対餓死もしません。 そう考えると「こんな国にいるのに怖いことなんてそうそうないな」ってそう思えるようになりました。 日本ならいざとなったらホームレスでも生きていけるし、そうなってもスーツと携帯さえ持ってれば再就職もできますからね。
あんまりないですね。思えたほうがいいことも沢山あるんでしょうけど(笑) 当たるも八卦当たらぬも八卦。やってみないとわからないじゃないですか。でも、やりのこしたら悔しいですよね。リスクなんて気にせずに「こうしたい」ということをしていれば、後悔はないのではないかと思っています。