業界最速級を誇る採用力!〜ベンチャー企業が継続的な成長を実現するための大きな2つのカギとは〜
株式会社バンク・オブ・イノベーション 取締役COO / 小梨明人
とにかく多くの経営者に出会う事ですね。僕にとって、その会社の経営者がどのような理念を持って経営しているのかという事が重要でした。だから個々の会社を調べるのではなく、色々な経営者が出演する講演会や説明会に沢山出向き、直に話しましたね。結果として、そこで出会ったある経営者の理念に強く惹かれて、そのままその会社に就職しました。
自分に裁量を与えてくれて、意思決定を委ねてくれる会社が良いと思います。その方が、自分の力が会社にどれほど貢献しているのか目に見えやすいですから。あと同じ目標に向かって一緒に頑張る仲間がいること。どんな苦境に差し掛かっても、そんな仲間がいるだけで何とか乗り越えられたりするものです。そういった意味で、僕はベンチャー企業をオススメしますね。
それは簡単です。もちろん大企業にも良さはあると思いますが、大企業とベンチャー企業をそれぞれ船に例えて言うなら、大企業は豪華客船、ベンチャー企業はいかだ。豪華客船は、朝目覚めれば美味しい朝食が用意してあるし、部屋に行けば常に新品のシーツ。一方で、いかだは自分で食料を採らないといけませんし、大雨でもいかだの上で寝なくてはいけません。ここまで聞くと豪華客船に乗る方が圧倒的に良いと思うかもしれませんが、両方沈没して海に投げ出された時に、どちらの方が島に辿り着ける体力があると思いますか?それは、普段からいかだで体力作りをしてきた方ですよね。それに、ベンチャー企業では多岐に渡ってチャレンジできる楽しさがあるんですよ。
多分成功率はそれほど変わらないと思います。ここで大切なことは、どちらが正しいとかではなく、人生をかけてでも成し遂げたいという志をいかに強く持っているかということです。強い想いさえ持っていれば、いつどの瞬間に起業しても問題ありません。
僕はあまり学生と社会人を区別していないので、万人に共通するアドバイスになりますが、常に厳しい環境に身を置くことをお勧めします。今の日本はとても豊かで、僕たちは安心・安全なところで暮らしていますよね。だから大きな困難に直面した時に、対処する免疫を持っている人はそう多くないと思います。しかし、日頃から厳しい環境に身を置いていれば、自然とその耐性が出来上がってきます。最初は心が折れそうになりますが、あきらめずチャレンジし続けてください。そうすれば、大きな困難にも対処できる安定した精神になります。僕はこれを『心の筋トレ』と呼んでいますが、是非意識してみてください。
今すぐ想いを行動に移してください!起業したいのであれば、これを見たらすぐに法務局に行って、登記をしてください。これが出来ない人は、人生をかけて成し遂げたい事がまだ見つかっていないのだと思います。もし迷いがあるのであれば、もう一度一から考え直してみてはいかがでしょうか。