チャンスはいつ来るか分からない。その時のために今から準備しよう
株式会社メディアオンデマンド / 倉田博之
そうですね。IT業界って若くして起業されている方が大勢いらっしゃるんですよ。そういう人達と繋がる機会というのも多々ありまして、そこでたくさんの刺激を頂きましたね。
やはり、起業をする上でポジティブさって大切だと思います。何でも自分の都合のいいように考えられるかというところです。怖いことも多少ありますけど、やってみたら案外乗り越えられると思います。
責任の重さというところに尽きると思います。
僕は会社の経営をしていく中で従業員を雇うことは、その人の人生を預かることだと考えているんですよ。
「自分の家族になれるかどうか」
つまり家族並みに大事にしてあげられるかどうか。どんなに出来が悪かったとしても、自分の子供だったら絶対見捨てないじゃないですか。そういう気持ちでスタッフをいつも雇っているんです。これは従業員の頃には感じなかったものですね。言葉で表すのは難しいんですけれども。
これからしますね。言うだけはタダなんで。(笑) これもインターネットの特性ですよね。海外に進出するのにほとんどコストがかからないので。変な話、英語でやりとりをすればある意味進出したことになりますし。
起業すること自体も大したことじゃないと思うんですよね。明日からでもできますし。働くということに変わりはないですしね。
自分の自由にできるので、そこは良かったなと思います。もちろん、自由には責任も伴うので、なんでもできるわけではないです。人によって整備された道を歩く人生がいいっていう人もいるんですよ。
でも僕は、自分で道を作っていきたい。それはどこに行くかはわからない。 実は近道かもしれないし、あるいは死ぬかもしれない。でもそういう方が1日一日が充実してるなって思えるんです。まぁ冒険家みたいな感じですね。
やっぱり「人」ですね。僕一人じゃ何も出来ないですし、僕はただ道を示すことぐらいです。あとは包容力ですね。安心感を与えたりとか、スタッフに働きやすい環境を作ってあげる事も僕の仕事だと思っているので。あとは皆が自分の能力を活かして仕事をしてもらうということを重要視しています。
人に言われる前に自分で自問自答しないといけない。そこが経営者の大変なところかもしれないですね。雇われている身だと、自分がダメだったとしても上司に言われるだけじゃないですか。でも、経営者だと誰かに指摘される機会があまりないんですよ。だから自分が間違っていても、自分が正さないといけないんですよね。これがけっこう難しいと思うんです。
なので、常に自分を客観視しないといけないなと普段から意識しています。
正直に言うと、僕の目標は、「みんなと成功したい」ということだけなんです。反対に、一人で成功したり、楽しむこがあまり好きではありません。変な話、例えば一人で大金持ちになっても、一緒に遊べる相手がいないじゃないですか。みんなで成功すればみんなで楽しめる気がするんです。
僕は今いるメンバーと苦楽を共にしていますが、今いる会社で成功できたら、「あの時○○だったよなー」と酒飲みながら語れるなと思っているんです。それが人生の目標というか、人生の楽しみにしていますね。
僕が成功と思うことはないかもしれないですね。満足したらそこで終わってしまい、成長が止まってしまうと思うので常に貪欲にいきたいとは思っていますね。答えになっていないかもしれないですが、「成功」は永遠に来ないと思います。
ホスピタリティですね。
IT業界って参入障壁が低いんですよ。だからこそ、技術や価格の面が競争において重視されやすいんです。では、何で差別化をしていこうと考えた時に、やっぱり人との関わりというところで意識していくべきだと僕は思っております。なので、お客様一人ひとりに対する姿勢ですとか、そういったところは徹底しています。
オープンな姿勢でこまめに連絡を取り合う、相談に乗るといったことを心がけています。経営者や役職が上の方たちも意外と孤独だと思いますし。