本気の先に「感動」がある
株式会社ウィルゲート / 小島梨揮
自分の中では仕事と遊びを分けているつもりはなくて、一緒だと思っています。
仕事も楽しいですし、遊びの中でも仕事につながるような人達と過ごすのも楽しいので、何でも楽しんでいる感じです、毎日が楽しいですね。(笑)
日々本気で仕事をしている中で、辛い時期があっても、その問題に真摯に向かい合って最後の最後に「〇〇さんと一緒に仕事ができてよかったです」と言われた時ですね。やっぱりそこにドラマがありますし、お互い泣けるくらい感動出来る瞬間というのがあるんですね。自分もそういった場面を経験することが多々ありますし、そういった場面に立ち会えること自体も素晴しいことです。
当事者である彼らの想いが他者と共有できた時は感極まる時があり、見ている方も何かしらこみ上げてくるものがあるように、社会に出てビジネスをする際にも本気でやっていたらその感動があります。
うちの会社もたくさん感動が起こるような場にしていきたいですし、自分自身はそういった環境の中で仕事をやらせてもらっているので非常に楽しいと感じています。
仕事というのは本気でやっていると、多くの人の人生を巻き込んでいきます。その人の時間を借りて一緒にやっていくとなるとそこには責任が伴っていきます。責任が伴っていることなら、絶対価値を提供したいという想いでやるわけですよね。だから本気なんです。
本気でやっているとそこに責任が伴ってくるので色々言われることもあるんですが、それでも「小島社長と一緒にやれてよかったです」と言ってもらえた瞬間というのは、自分自身何とも言えない程に感動します。「みんなと一緒に働けてよかった」や「ウィルゲートに頼んでよかった」と言ってもらえることが仕事の醍醐味だと僕は思っています。
申し訳ないなと思っているにも関わらず、「入ってくれてよかった。ありがとう」と心から言われた瞬間は熱くなるものがありますよね。迷惑かけてばっかりの自分なのに、そんなこと言ってくれたっていう。
その想いと同じことだと思うんですよ。自分自身も経営者として未熟なところがたくさんあって、迷惑かけた時期もたくさんありました。1億円借金を負うということは、社会に対しても色んな人達にも迷惑をかけてたわけですよね。家庭や子供をお持ちの仲間達も含め、約30人程を巻き込んでやっていた中で、僕は彼らに何も提供できなかったんですね。それでも「良かったです」と言われた瞬間というのは何とも言えない瞬間ですね。仕事においても、大なり小なりそれはあると思います。
いいですね。その想いは絶対大切だと思いますよ。やっぱりそういう人達に支えられながら成長するはずなので、良い経験ができていると思います。
やっぱり自分としては「この会社に貢献したい」と思うわけですよね。「期待や責任に応えて、感謝されたい」という想いが心のどこかで望んでいるにも関わらず、そこに対して何もできない自分に申し訳なさや不甲斐無さを感じる反面そんな自分を認めたくないんです。
そんな中でも、周りの人達がそこを受け入れてくださったり、それでも信じてくれた時に結局は自分の甘えに言い訳しているだけだと、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。だからこそ次は二度としないと。自分の甘えが他人に対して迷惑かけることと繋がるんであれば、それは打ち消すのみ。周りの想いが自分を支えているというところで、それが原動力になっていると思っています。
マイナス言葉を発するというのは自分のマイナス面を他人に渡しているだけの行為にすぎないと僕は思っていて、吐き出すことに意味はないんですよね。人に対して、マイナスの影響を与えてしまいますし、自分と関わってくれたのであればプラスの時間を与えたいと常々思っている中で、どんなに大変だろうが、それをこぼすこと自体が自分の心の弱さでしかないので、そういうところは打ち消そうと自分に言い聞かせています。
やっぱり自分を含めて人間というのは弱い生き物でして、心の弱さや甘えでやるべきことができない時もあるんですけれども、他人に迷惑をかけないということを心から思って、意識的にやっていると習慣化されると思うんですよね。そうした一つ一つの行動が習慣を作っていくと思います。
他の人がそうした愚痴を吐き出してしまうということは自分の責任だと言う風に思うようにしているので、そこをいかに改善させるかというところも、意識しています。