「僕たちの目的は、『サービスを通してユーザーさんを幸せにすること』」
ソーサル共同創業者 / 中島涼輔・佐藤陽俊
中島さん
もともと僕が企画して、陽俊を誘って2人で立ち上げようとしていました。しかし、ソーサルの裏側のシステムは結構複雑で、2人だけでやるのは大変だと思っていたので、なかなか始めることができないでいました。
そのタイミングでおっくー(もう一人の共同創業者でエンジニアの奥原拓也さん)とTwitterで知り合って、その後直接会うことになり、初めて会ったその日に「俺らはこういうことをやりたいんだよね」と話をしたら、おっくーが共感してくれて、その日から開発が始まりました。
佐藤さん
1年生のときは、フットサルサークルに入って遊んでいました。ただ、そのうちだんだん面白く無くなってきて、「つまらない」「このままだらだらして終わるのは嫌だ」と思い始めました。大学の外を見てみたいと思い、知り合いがやっていた「世界市」という、海外好きが集まって海外のことを発信している学生団体に参加してみたら、世界一周をしたり、起業したり、インターンをしている人がいて、「すごい!」と思いました。
その後、社長と自分だけの小さな会社でインターンを始めました。この経験から、起業や小さな会社で働くことを面白いと感じ、「将来自分でも何かやりたい」と思い始めました。それから、海外にも興味があったので、マレーシアに交換留学にも行きました。帰国して就活をした後、1年近く時間が空き、どうせなら自分で何かやりたいなと思っていました。そこへ、ソーサルの企画が飛び込んできたんです。
中島さん
僕は、2年の最初まで特に何もしていませんでした。「とりあえず何かやりたい」と思いベトナムの教育支援のサークルに入りました。そこでは、ベトナムに直接行って、現地の子供たちに奨学金を渡して帰ってくるという活動を年に2回やっていました。そのうち「そもそもこれって意味あるの?」、「もっと他に手段あるんじゃないの?」と疑問を持ち始めましたが、なかなかサークルの雰囲気の中で発言することが出来ずにいました。
「もっといろいろなチャレンジをしてみたい!」という気持ちが募っていたそのタイミングで、縁があって「東大家庭教師友の会」という家庭教師の会社にインターンとして入社することになりました。ベンチャー企業なので、自分の裁量の中でやらせてもらえることが多かったのですが、そこでとあるwebサービスを立ち上げたことがきっかけで、webを好きになりました。「webを使って困っている人を助けたい」という思いがあるので、フットサルだけに限らず困っていることをwebで解決していきたいと思っています。
佐藤さん
「学生生活だけでは経験できないことができる」ということです。ベンチャー企業でインターンをしていたこともあって、やりたいことを任せてもらえたので、半分社会人のような体験ができたことはよかったです。
中島さん
きちんと仕事として任せてもらえるような環境であれば、僕はインターンをすべきだと思っています。普通の大学生活を4年間過ごしてきた学生が、いきなり就職するのは厳しいと思っているので、そのための準備というのも一つの理由ではあります。
しかし、なによりインターンによって自分自身が成長できると思っています。仕事の進め方や上司の振る舞い方など、非言語的な部分でとても勉強になるので、ぜひインターンはやってほしいですね。
中島さん
僕は圧倒的にインターンでしたね。親が公務員だったのもあり、もともと公務員になりたかったのですが、公務員になる前に一度社会に出て、ビジネスの仕組みなどを知りたかったので、インターンを始めました。 しかし、実際に働いてみたら、人からお金をもらうという行為はとても大変で、そのプロセスをどうやってうまく設計するのかを考えることがとても面白く感じ、公務員ではなくビジネスでやっていきたいと思うようになりました。
佐藤さん
海外に行ったことかもしれません。1年生の2月から1ヶ月間イギリスに留学しました。当時は全然英語も話せないですし、海外に1人で行くのも初めてでした。
帰国したちょうどその年の3月に震災があったこともあり、「今のうちに好きなことをしておきたい」、「やりたいことをどんどんやらないとできなくなるかもしれない」と考えると同時に、「イギリスで生活することに比べたら、日本にいれば何でもできる」と考えて、やりたいことに挑戦していこうと思いました。その後、学生団体に参加したりインターンを始めたり、新しい扉を開いたら、面白い世界がありました。