起業家インタビューのthe Entrepreneur(アントレプレナー)インターンの大学生が起業家へ取材！

10代の時期に「自分で稼ぐ」という経験を積んで欲しい

伊藤様の「アーティスト」に対する想い本当に強く感じます。

　　経済、政治など、元をたどれば「気持ち」です。その「気持ち」は何から生まれてきていると思いますか？それは、小さい頃に読んだ絵本や、音楽、映像、先生の話などからだと私は考えています。人が「気持ち」を形成する過程で多くのアーティストが関わっています。今若い人がアーティストにならなかったら、昔の普遍的な作品、昔の普遍的な考えだけになってしまいます。クリエイティブの世界から社会を新しくしていかないといけないと思います。 

伊藤様が起業をしてから感じる、「起業の魅力」とはなんでしょうか？

　経験の度合いが半端ではないです。少しでも甘い気持ちがあるとすぐ結果に反映されるので雇われているよりも辛い思いもします。 しかし、すべてが自分のためになります。 成功も失敗も常に背中合わせですし、緊張感もあります。 そして何より、1円を稼ぐのがあれだけ嬉しく思えることはないと思います。大したお金でなくても、バイトなどで貰える決まったお金とはまた違ったものです。 

起業をしてから、「お金」に対する感覚は変わりましたか？

　　マネーリテラシーを意識するようになりました。 子供の頃は、嫌な事を我慢したからご褒美にお金がもらえるものだと思っていました。 しかし、自分が生み出したサービスに対する感謝の対価が「お金」だということを経験から学ぶことができました。 今の若い人たちはお金のことを誤解しています。どんなに小さなお金でもいいので、10代の時期に「自分で稼ぐ」という経験を積んで欲しいですね。「お金＝感謝の気持」という感覚は、本当に大切なものだと思います。 

伊藤様の今後のVISIONはどういったものでしょうか？

　　自分の会社が成功させて、若いベンチャー企業を中心に社会貢献になるような投資をしたいと思っています。 起業をした頃に僕もいっぱい悩んだので、お金だけではなく精神的な面で支えになってあげたいと思っています。 また教員になり、教育現場で直接学問を通じて自分の経験を還元していく活動もしていきたいと思います。 

最後に学生へのメッセージをお願いします。

　自然体で個性を磨いてください。 同じ人間は二人存在しません。 社会的地位や収入などで他人と比較をして優劣をつけることに意味はありません。 人と違うからこそ差が生まれ、それがあなたの価値になります。 たくさん学んで、遊んで、寄り道をたくさんしてみると良いでしょう。 学生時代は感性の一番鋭い時期なので本当の価値を見つけられると思います。