起業家インタビューのthe Entrepreneur(アントレプレナー)インターンの大学生が起業家へ取材！

【遊びのプラットフォームを実現する起業家】

仕事の仕方からプライベートの相談にまで乗ってくださるなんて本当に贅沢な環境ですね。
先ほどのお話で、佐藤社長は仕事を効率的にこなすという能力にも非常に長けていらっしゃると感じました。その仕事力はどのようにして身につけたのでしょうか？

社長：
サラリーマン時代に経営コンサルティングの仕事をしていましたが、スピード感をもって仕事を行うためのタイムマネジメント、オペレーション力についてはとても良い勉強をさせてもらえたと考えています。

実際の話ですが、仕事が夜1時に終わり、それから家に帰って眠る準備をしていた時でした。何気なくパソコンを開いたところ、メールが１通届いており

「明日の朝7時までにこの仕事を終わらせといて」という仕事の依頼がきていたのです。

その瞬間は「パソコン開かなきゃ良かった」とつくづく思いましたが、私の勤め先では、それが「当たり前」だったのです。「お客様の為なら最速で最高クオリティの成果物を提供する」というのが当たり前でしたから、それが出来ないと上司からは激怒され、お客様からも信頼を失ってしまう環境で仕事をしていました。そのおかげで自然と今の仕事力が身についていました。

厳しい環境の中で働いたことで今の仕事力が身についたのですね。 将来起業したいという学生にオススメの仕事はありますか？

社長：
起業するまでのキャリアパスとして仕事を選ぶのであれば、コンサルティング会社は良い選択肢だと思います。

コンサルティング職であればビジネスに関する基本スキルは一通り学べます。特定の業界知識にも詳しくなれる上に、その業界での問題解決に優れた能力を身につけていけるので専門スキルも身につけることが可能です。
コンサルティング以外であれば、業界でベスト20位くらいに入る企業で、優秀な社員がたくさんいる会社を選べば良いのではないかと思います。あとは、多角経営を行っている企業でそれぞれの事業で成功を収めている企業であれば、ビジネスとして様々な勝ちパターンを知ることができるのでオススメします。

ちなみに、大学卒業後いきなりスタートアップに入ることはオススメできません。私のオススメは、2社目にスタートアップ企業に入って社長の側で仕事の経験を積むというキャリアパスです。

１社目のスタートアップ入社をオススメできないのは何故ですか？

社長：
いきなりスタートアップに入るとスキルが偏ります。

何でもできるけど、何にもできないという人を私は過去にたくさん見てきました。

スタートアップは企業の存続のために「やらないといけない仕事」が多いため、個人のやりたい仕事は無視されがちで、会社としてやらなければならない仕事を優先させられます。
ベンチャー企業は、営業・企画・ディレクション・デザイン・広報など、何でもこなす事を求められますので、自分の専門性が身に付きづらいのです。そうなると、その会社でしか活躍できない人材になってしまいかねません。スタートアップの魅力は社長の思考を理解しながら会社運営について学べることですが、ビジネスマンとしての基礎や専門性は身に付きづらいのです。ビジネスマンとしての経験や専門性、物事を考える上での視野の広さや人脈、そういったものをスタートアップから得るのは難しいと考えています。もちろんスタートアップの中には専門性等が身につく企業もあるかもしれませんが、そういったスタートアップは非常に稀です。

佐藤社長、貴重なアドバイスをありがとうございます。 それではプレイライフの今後のビジョンを教えて下さい。

社長：
現在のプレイライフは「どこで」、「何を」、「いくらで」を明確にした遊びのメディアですが、将来的には「誰と」、「いつ」という部分も情報に加えていきたいです。
「誰と」、「いつ」が加わることで、仲良しな友達の「時間と場所を見える化」できるようになるのです。
皆さんも友達と遊ぶときに色々頭を悩ませた経験があると思いますが、実はその悩み、まとめてみると３つしかないのです。

私はこの遊びの悩みを「３つの手間」と表現しています。
「何して遊ぶかを考えるのに手間がかかる」
「遊ぶ場所を探すのに手間がかかる」
「スケジュール調整するのに手間がかかる」

という３つの手間です。
「何をして遊ぶかの手間」は今のプレイライフを活用して頂ければ解消できます。

今後はさらに「探す手間」と「スケジュール調整する手間」を解消するためのサービスを提供していきたいと考えています。

現在の世の中では、せっかく遊びを企画しても企画倒れに終わってしまうという、企画倒れ率が80%もあると言われています。

しかし３つの手間を解消することで、世の中の人たちは「今よりもっと質の良い遊びを手間なく沢山実現できる」ようになります。

プレイライフは「遊びのコミュニケーションプラットフォーム」を目指していきます。

the Entrepreneur読者（起業を目指す学生・起業をしたいと考えている学生）へメッセージをお願いします。

社長：
そうですね。。。

「何か相談したいことがあれば私にご相談ください」

私はいろいろな会社のコンサルティングを担当してきましたが、今でも起業している人達にアドバイスをする機会は多いです。

私は裕福な家庭で生まれ、自宅には専用のボーリング場がある程でしたが、小学校時代に360円のおこづかいを貰ったのを最後に１円も親からお金を貰ったことがありません。

基本的に自分のお金は自分で稼いで生きてきましたし、親が経営者だったため高校生のときには親の会社で経理を担当していたこともあります。
日々の生活から経営に関することまで、知識や経験は誰にも負けないくらい豊富です。

きっと何かの役に立てると思いますよ。

-佐藤社長、内田さん、ありがとうございました！

本記事の作成者：佐賀 智之

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