起業家インタビューのthe Entrepreneur(アントレプレナー)インターンの大学生が起業家へ取材！

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2016.02.09

インターネットによる「アパート経営のプラットフォーム」を作る起業家

株式会社インベスターズクラウド代表取締役 / 古木大咲

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【起業成功のコツは起業家のそばで学ぶこと】

将来起業したい学生はインターンに絶対参加した方が良いですね！
ちなみにどうすれば古木社長のような上場社長になれると思いますか？

これは上場企業に限った話ではありませんが、会社規模が大きくなっても経営が上手くいき続けている企業に共通しているのは、「会社規模を大きくした方が社員にとってリターンが大きくなるビジネスモデルである」ということだと考えています。

上場企業として、社員が増えると管理はとても大変になると思うのですが、どのような経営を心がけているのでしょうか？

現在200名以上の社員がおりますが、弊社では「成長」をキーワードにした経営をしています。そのため、「成長したい」という欲求の強い人が共感できるビジネスモデルにしていけるようにしています。弊社には今年から初めて新卒１期生が入ってくるのですが、今まではずっと中途採用だったのです。中途で入ってくる社員というのは仕事や給料の面でキャリアアップしたいという欲求の強い人が多いので、我々は「社員が結果を出しやすい仕組み作り」にとても気をつけています。これから入ってくる新卒生もインターネットを効率良く使えて、お客様が毎日来てくださり、結果も出しやすいような仕組みを準備しています。結果が出ると仕事は楽しいと思えます。楽しいと人はどんどん成長していけます。私は常に社員が成長できる組織作りをイメージしています。私の場合、特に「結果が出やすい」という部分にはこだわっていますね。これは経営者の重要な仕事だと考えています。誰でもできる仕組みづくりこそマネジメントする側の仕事です。

古木社長の仕事の「やりがい」について教えてください。

経営者としてある程度長くやっていると、もはや病的な感覚で仕事をしていますからね。どちらかというと「やるしかない」みたいな感覚です。（笑）

でも、最初こそ元々は見知らぬ人同士で会社を作っていますが、その後１つのゴールに向けて尋常じゃない努力をするようになります。
たまには嫌なこともありますが、「ゴールにたどり着いた時に皆と感動を分かち合える瞬間」というのは、最高に楽しいです。これが私の今の「やりがい」かもしれないですね。このやりがいはベンチャーでも上場後でも共通しています。創業当初は地元の福岡で一番の不動産会社を目指していたのですが、県内の建築棟数が１番になった時は本当に社内が盛り上がりましたね。

上場まで成功されるには、私たちでは想像もつかない程の大変な苦労があったと思うのですが、どんなに苦しくても続けてこられるような「原動力」のようなものはあったのでしょうか？

これは稲盛和夫さんの本を読んで私自身が納得した話になるのですが、辞めずに続けていくために「何で起業するか」で大事な考え方があります。
やりたい仕事を見つけてやりたいと思うのか。今の仕事をやりたいと思えるようになるのか。このどちらかです。私の場合、特に不動産に思い入れはありません。そのため「今やっていることもやりたいこと」だと思うようにして仕事をするようになりましたね。私は正社員としてサラリーマンになるまでは、何でもすぐに辞めてしまうタイプの人間でした。そういった経緯もあり、サラリーマンになった際は「もう今度は辞めない」と固く誓っていました。この誓いが原動力となって営業マンとして結果を出せたと思います。経営者になってからは、皆と一致団結して取り組んで目標を達成した時の感動が原動力になっています。

やりたいことだと自分に思い込ませて仕事をしているうちに、自分なりの「やりがい」が見つかります。そうすると自然と頑張れるようになっていきますね。

今後のビジョンを教えてください。

今まで10年間経営を行なってきた中で、一番の大きな転機となったのがリーマンショックでした。そしてリーマンショックを乗り越えるためにどうすれば良いかを考えた末、「インターネットによるアパート経営のプラットフォームを作る」という結論に至りました。今ではそれがキッカケで「ネット×リアル」が弊社の経営理念となっています。
現在IoTやクラウドファンディングには非常に注目しており、積極的に取り入れていきたいと考えていますし、一部では既にサービス化もしています。
今後も「ネット×リアル」を進めていきたいですね。

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IOT活用例であるスマートドアフォン>>https://iotnews.jp/archives/9221

インベスターズクラウドで今後求められている人材について教えてください。

弊社では新卒の採用に力を入れており、将来独立したいと考えている方を積極的に採用したいと考えています。来年の採用枠にも経営者育成コースを設けております。
我々は事業のアイデアはいくらでも考えつけますし、今後はより様々な事業を行なっていきたいと考えています。しかしそれと同時に、事業の経営を任せられる人材が不足することが予想されるのです。
今後はグループ会社の子会社を数多く用意し、そこで社長として経営を任せられる人材を育成していきたいと考えているので、将来自分自身で経営をしたいという方は大歓迎です。

the Entrepreneur（アントレプレナー）読者へメッセージをお願いします。

起業を目指しているのであれば、ベンチャー企業でのインターンをお勧めします。私も最近は就活生と直接話をさせてもらう機会が多いのですが、トレンドにこだわっている学生がとても多いように思えます。もちろんトレンドを把握しておくのは大切ですが、トレンドにこだわり過ぎると視野が狭くなってしまいます。将来起業を志して就職活動をするのであれば、業種で選ぶのではなく、経営者の近くで働ける企業に絞って就職先を選べば良いと思います。弊社でも私たち経営陣と間近で働けるポジションを用意していますし、私個人も起業家志望の学生と一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。
インターン生も募集していますので、ぜひ来てください。