挫折禁止
株式会社リバース・プロジェクト代表 / 伊勢谷友介
ライス475」というプロジェクトをしています。減農薬と無農薬で、実際に米の生産にチャレンジしています。ダイレクトに取引ができるような、消費者と生産者の距離が縮まることがすごく大切だと思っています。
そこで、田んぼの状態からみんなでシェアして買うことにしました。生産者がどんな苦労をしながら、米を作ったか感じてほしい。それこそ、台風が来たら、一緒に感情移入して見てもらいたいんです。米ではなく、生産者にお金を払っているという感覚で。
地球上の人口が増え続けて行く中で、食料危機というものは確実に起こります。「食育」という考えから、日本は非常に遠いです。これを公に広めていければいいですね。
再生素材を使いモニュメントを作って、どこかに展示したり、それこそ展示会を開いたりしています。
今まではゴミとして捨ててしまうような家具を貰いうけて、それを壊して構成し直し、新たに生命を吹き込みます。それも、みなさんの心に響くような愛情のこもったものを、我々なりのカタチで提案しています。
ありがとうございます!
みなさん、ドラゴンボールの必殺技「元気玉」をご存知でしょうか?ドラゴンボールの主人公が何度戦っても倒せない敵が現れたときにこの必殺技をだすんですね。頭上に手をかざし、大きいエネルギーボールを作ります。そして、地球上のみんなからちょっとずつパワーをもらうのです。これが「元気玉」になります。
ここから感じるのは、全体でひとつの目的のために取り組むことの大切さです。時代が変わって、今はインターネットを介することで実際にパワーを集めることのできる時代になりました。
だれでも企画を立ち上げることができます。ウェブサイトでどんなプロジェクトか企画し、ウェブ上でそのプロジェクトのプレゼンをしていただきます。そして、そのアイデアに賛同してくれた方々が支援をしてくれます。その額は、500円、2000円、3000円とミニマムな単位から支援ができます。満額になると、そのプロジェクトが実行されます。想いのあるところにしか、支援は集まりません。現在は、東日本大震災の被災地支援に特化してやっています。
ぜひ多くの方にご支援してほしいです。詳しくは元気玉プロジェクトのHPを見ていただきたいのですが、飯舘村の子供たちにXmasに卒業式をプレゼントしてあげたいんですと思いました。今まで原発のことをあまりよく知らずに生きてきた私たち大人たちが、今回の原発関連の事件に対して全ての責任を持っていいと思っています。教育長から今回の話をいただいたので、ぜひやらせていただきたいということになりました。
そうなんです。今までの募金システムは、それがどう使われるかわかりませんでした。しかし元気玉プロジェクトの良いところは、経過報告が写真やウェブを通した文章によって、支援者に伝えられる点です。企画者だけが実行して経験できることを支援者もシェアすることができるのです。
また、誰かが大きな目的を見つけたら、多くの人がそれに乗ることができる点も良いところだと思います。社会を前向きに動かしたいと思っているが、時間的に実行するのは難しい人がいる。一方でアイデアもパワーも時間もある人がいる。しかしお金がない。その両者が繋がることで、本当の意味での力になると思います。
大きいものとして捉えながらも、個人間をつなぐことがすごく大きなシノピキス(概要)になっていると思います。
今は過渡期だとも思っています。ティム・オライリーというWeb2.0を提唱した人がいます。その人が今はガバメント2.0を提唱しています。これを世界で成立するには「政府のプラットフォーム化」が必要不可欠です。テクノロジーの進化によって、国民の大きな意見を集めることが可能になっているので、今後「国」と「国民」の距離が縮まることが必要だと思います。
日本のネット社会は往々にして匿名社会です。意思のあるインターネットの社会交流を実現するには、自分という存在をインターネット上でも社会でも同一のものにしてあげることが必要だと思います。自分の人格をウェブサイトの中にきちんとそのまま存在する必要性があります。
今後紳士的な、社会的な対応がインターネット上でも生まれてくるでしょう。