マックの成功に続け!
株式会社ニューマテリアル 代表取締役社長/財団法人スマイルセラピー協会会長 / マック赤坂
私は京都大学農学部に入学したのですが、現在の私を形成したという上で、大学生活の影響はとても大きいです。本当は東京大学が第一志望だったのですが、惜しくも落ちてしまい、翌年に京都大学に入りました。今から思えば、京大へ行くことになったのも運命だと思います。もし東大へ入れば、私が持っている社会への反発精神は育まれなかったわけですよ。なぜなら、東大は権力の中枢であり、就職であれば三井、三菱といったいわゆる財閥系商社に進むのが一般的でしたから。しかし私は京大の特徴である権力に抗おうとする反発精神を学生生活で身を持って学びました。だからこそ、就職先も伊藤忠商事という非財閥系の商社に入りましたし、権力を憎んで、弱者を救わなければならないという正義感も増長しました。それに京大は奇人、変人が沢山居る大学だったので、私もその中で個人を重んじるカラーが染付いたのだと思います。
勉強とアルバイトに精を出していました。勉強に関しては、自分の専攻学問に捕らわれずに、法律や政治、経済など多岐に渡って学問を勉強しました。またアルバイトに関しても、学問同様にありとあらゆる職種を経験しました。先ほども言ったように、私は一つのことだけに集中するのではなく、多くのことをマルチにこなしたい人間だったので。
私の頃はいきなり起業という概念はまだなく、企業で実績を積んでから独立するのが主流でした。伊藤忠商事を選んだ理由は、非財閥系であり、さらに周囲に伊藤忠商事を志す人が居なかったからです。だったら私が先鞭をつけてやろうと思い、伊藤忠へ就職しました。
私自身がファーストキャリアとして大企業を選択した人間だけれども、出来ればベンチャー企業に入る方が良いと思います。本当は学生の内から起業することを勧めたいのですが、日本はアメリカのように起業しやすい環境も整っていなければ、人々の起業意識もまだ根付いていません。なので、最初はベンチャーに身を置き、自発的に多くの仕事に取り組み、起業のための経験と知識を身を持って学ぶことが一番の近道でしょう。ただし、ベンチャーに行くのであれば、独立で勉強していく姿勢が必要になってきます。誰も教えてくれる人は居ませんし、独立独歩でやらねばなりません。もし人に頼らず、自分で勉強するのが苦手な人間であれば、私のように大企業をファーストキャリアとして選択する方が向いていると思うので、性格に合わせて下さい。
私は失敗は良いことだと思います。むしろ学生は起業に関わらず、失敗を恐れずに積極的に行動していくべきです。行動して何か失敗をしないことには、自己検証出来ないので。自分の力量を明確化する意味で、自己検証をすることは大切です。それに失敗をしても、失敗に伴った副産物が必ず出てくるので、それを次に活かせば遠回りだけど成功へと繋がります。最初の目標と違うけど、次の目標に向かっていくということです。
私を例にして説明してみます。マック赤坂は選挙に当選してスマイルセラピーを広めていくという目標があったけれども、結果落選で選挙は失敗に終わった。しかしながら、選挙に出たことによって政権放送という副産物を得て、メディアで大人気。そして現在では、その人気が海外でも伝播し、ハリウッドデビュー。と、このように当初の目標を達成出来ませんでしたが、違うルートで成功を収めました。
究極の成功の法則とは、人生の幸せと人生の成功の両方を手に入れることです。幸せは、自己判定で自分が幸せだと思えたら幸せです。一方で、成功は客観的認定であり、第三者にあの人はお金も名声も十分に得ていると認定してもらわなければなりません。だから人生は、この主観的幸福と客観的成功認定の両方を持っていなければ、真の成功とは呼べないのです。これが私の唱える人生の成功法則ですね。
まず個人の目標は、現在力を入れている芸能界でトップを取ることです。いつかは芸能界トップレベルのビートたけしを追い越したいです。 次に社会レベルの目標は、世界を平和にすることです。これに関しては、スマイルセラピー活動を積極的に取り組んでいき、世の中へスマイルを普及していくことが第一だと考えています。この活動が認められ、将来的にはノーベル賞も受賞出来たら嬉しいです。
人生=失敗。そんなにたやすく成功は手に入らないです。だから、失敗しても諦めないで、直向に努力を重ねて下さい。私も伊藤忠時代は、同期が遊んでいる中で、残業もつけずに土日も働いていました。私の経験からも、地道な努力は必ずチャンスのときに表に出てきました。
あとは、行動するための勇気。まずは自分が一歩踏みだそうとする勇気。次は、周囲からの批判から逃れる勇気。この両方を持って欲しいですね。
最後は、自分の潜在能力を信じ続けること。自分にリミットをつけるのではなく、何でも出来ると自己暗示をしてマルチに行動するべきです。
この三つを意識して若い内から行動していけば、成功の道が開けると思うので、頑張って下さい。