起業家インタビューのthe Entrepreneur(アントレプレナー)インターンの大学生が起業家へ取材！

世の中にくだらないものなんてない

興味があるから続けられるということでしょうか。興味や好きなことを見つけていない学生もいると思います。

　　興味を持つことは、その人にとって何かを継続させる大事な要素でもあり ます。しかし世の中、面白いことばかりではないですよ。まずは努力や研究 を諦めないで、真剣に取り組むことから始めて下さい。 私は起業をする前、銀行に勤めていました。初めは1万枚のコピーをする仕 事を任され、どうしたら早くコピーができるのかを工夫しながら仕事をこな す毎日でした。与えられた仕事に一生懸命取り組んでいると、次の仕事が舞 い降りてくるのです。「出雲くんは、くだらない仕事を工夫して、短時間で こなしてくれるから、次の仕事を任せるよ」と声がかかり、新しいことに挑戦する楽しさが生まれるのです。工夫や努力をする中で、自分なりの楽しさ を見つけていけるのです。 　 ただ寝て、口を開けて待っているだけでは、 何も始まらないです。日本の 学生にとどまらず、みなさんには人並み以上の努力をしてほしいと強く思い ますね。

研究の毎日を送っていらっしゃると思いますが、ミドリムシからはどういったことを学んでいるのでしょうか。

　「世の中にくだらないものはない」ということを、ミドリムシから学ばせ てもらいました。おそらく周りの人たちは、「なぜ出雲はミドリムシの研究なんてしているのだろう。」と思われているのかもしれません。しかし、こんな小さなミドリムシにだって、ビジネスや世の中の役に立つ可能性を秘めています。一緒に研究をしていく上で、欠かせない仲間ですね。 

ということは、出雲様を支えていらっしゃる支援者って、ミドリムシということでしょうか？

　 ミドリムシに支えられていると言うよりは、研究してきた先生方が支援者と言っていいでしょう。

「STEP3へ進む」次ページへ続く≫