人と地球を健康にする
株式会社ユーグレナ / 出雲充
2018年を目標に、多くの日本人にミドリムシの可能性を知ってもらいたい。「ミドリムシがいてよかった。」「ミドリムシって素敵だね。」そんな 言葉を耳にする日がくると望んでいます。そして2018年以降は、ミドリムを 求めて、世界中の人々が、日本のミドリムシが欲しい、食べ物が欲しいと遊びに来て、私達がミドリムシをもっと広めていきたいですね。
いろんな手段があるはずで、ミドリムシは一つの手段として役に立てると考えております。私はたまたま、ミドリムシで食料とバイオ燃料ができると 気付いただけで、例えば、綺麗な水を飲みたい人達がいる。その人達のため に、水を綺麗にする技術さえあれば、欲が満たされるわけです。その技術を 日本で発明して世界に広めていけば、人々の幸福を少しでも満たすことがで きるのではないでしょうか。遅くても2030年までには、ミドリムシの可能性 を世界各国のみなさんに知ってもらうこと、そしてミドリムシを食品として提供することが目標です。
今の時代、私達にあまり自由な時間は残されていないですし、食料問題を 私達の世代で解決していかないといけないのです。技術的にできることをす べて実現して、緊張感をもったやる気のある人達と一緒に研究を取り組んで いきたいと思っております。そこでロシアの科学者、チェオロスコスキー先 生のお言葉をお借りして、1日でも早くミドリムシの研究成果を生み出そうと いう目標を掲げ、理念とさせて頂きました。
もし、あなたが起業を志すならば、誰にどういわれようと起業した方がい いでしょう。起業をしたからといって素晴らしい人生を送るとは限らないで す。人生において、誰にだって必ず大事な役割は与えられているのです。 私からお伝えしたいことは、自分で自分のやっていることを「くだらない」と思ってほしくない。そう思った瞬間に、あなたのことを支えてくれる 大事な家族や友人、一緒に働く仲間は離れていくでしょう。私はミドリムシ が大好きだから、今と向き合うことができるのです。自分が本当に好きと思 えるものには、どんなに恥ずかしくても、隠さずに誇りを持ってやり続けて 欲しいですね。 学生に限らず誰にでも、「この世にくだらないものはない」ということを 頭に入れて頑張ってほしいです。