泥臭く、地道に
スリープログループCSR事業部 慶応義塾大学SFC2年 / 花谷 航太郎
面白いことには何でも首をはさむようにしています。一時期は野球サークルがとても楽しくて、朝から夜まで野球をして夜は飲み会に行くような生活もしていました。
自分の興味のあることにどんどん飛び込み、色んな人に出会い、情報感度の高い人と一緒にいることで、さらに面白いことが転がり込んで正のループが生まれます 。
仕事やこのインタビューもそうで、自分が好きだからやっているということな のですが、やはり、「なぜ学生時代にそれをやるの?社会人になってからでもできるのに」と言われる事はありますね。
でも、インターンをしていなければ、出会うことのでない経営者の方々、スリープロの社員、ETIC.のインターン生仲間など、人とのつながりの面で大変貴重な財産を得ることができます。また、社会のルールを知り、幅広い人脈を持ったり、経験をすることで選択肢が広がったり、インターンを通じて初めて見えてくるものがあると思います。
「今の仕事が大好きだ」という一言に限ります。苦労とか困難は毎日ありますが、朝起きて、「今日は行きたくないなあ」と思ったことは一度も無いです。
○○論というのは大学で勉強できます。しかし、実際に現場では、どのような問題があり、どんな事をやっているのか。僕は、それが知りたくてインターンを始めました。 今はまさに、自分がその場にいて、経験を詰めているのでとても充実しています。
また、日々の業務で忙しい中で、社員の方々がCSR活動やイベントに参加してくださって、喜んでもらえるから続けられるのだと思います。一番嬉しかった のは、僕が運営するイベントに参加するために、二日くらい前から仕事を急いで終わらせ参加してくださる。
そんな社員さんもいました。そのような社員さんの 声を聞くと、次も頑張ろうと思えます。
同世代と話していると、「自己主張が弱い人が多いな」と思います。僕もそうだったのですが、自分が主語になっていない方が多い気がしますね。 典型的だったのが、700人規模の授業で慶応義塾SFCについて考えるというものでした。学生に発言させる授業形式で、学生が教授の質問に答えます。その中で気づいたのが、「○○というSFCの制度についてどう思いますか?」だとか「SFCはこういう風に言われており…」など、一般論を語ったり、自分の意見がなく人に意見を求めたり、「私」はこう思うという意見がありませんでした。 もちろん大学で研究してきたことや学んできたことを知識として持つのは必要ですが、それを踏まえて、結局自分が何を感じ、それに対してどう行動するのか 。その結果が重要だと思いますし、社会で必要とされるのはそういう人間なのではないでしょうか。
卒業後は就職をすると思います。就職先についてはまだ考える余裕がありません。
ガツガツ新しい事業に取り組んでいきたいという気持ちがあるのでベンチャーに興味はありますが、大企業だからこそ得れる経験もあると思うので、迷ってしまいます。今のインターンは自分で目標を立て、それに必要な仕事を自ら創っていくという、自分で一から事業を作り上げていく経験そのものなので、 きっと社会人1年目以上の経験はしてるのだろうなと感じます。
そういう貴重な経験をしているので、さらにどんどん 自分で動いていけるような仕事場を見つけたいと思います。
社会的な課題を解決する、もしくは社会にプラスのインパクトを継続的にもたらすことに自分がコミットできる企業を見極める力を、インターンで身につけ、選択したいと思っています。
社会起業に対して悲観的な声を耳にすることもありますが、事実として、まだ解決していない社会の問題はあり、その解決に挑戦する主体がもっと増えていくべきです。
なので、まず、自分がその挑戦の場に飛び込んで、社会起業の成功事例を作っていき、それが世に認められることで、また新たなチャレンジャーが生まれるようなサイクルを創り上げていくことができたら良いなと思います。