大事なのは稼ぐ力
ベンチャーサポート税理士法人 / 中村 真一郎
起業する時って楽しいだけだと思いますよ。自分の思っていたビジネスプランが世の中に受け入れられたり、もっとこうしていきたい!という気持ちですとか、 不安や苦労よりそっちが多いんじゃないですか。苦労とかは人の感じ方の問題もありますが、僕自身は全くありませんでした。 やはり起業すると思う中で何を選ぶかというのは重要ですね。僕等は起業家をたくさん相手にしているのでその事例をたくさん知っているのですが、どの業界に 選択するかでやはり苦労するかは決まります。在庫をたくさん抱えなくてはいけない会社はやはりリスクが高いですし、その半面、可能性も大きかったりしま す。特に僕は、税理士というコストとリスクが少なくて済む仕事というのもあり、苦労や大変というものを感じなかったのもあるかもしれません。
親しみやすさだと思いますね。起業家だとか、経営者というのは孤独な所があって、相談する人というのが、なかなかいなかったり、従業員に全てを言える訳でもありません。そこで会社の経営や数字も全てを知っている税理士に、会計はもちろんですが、様々な経営上の問題を相談したいという気持ちもあると思います。私たちも独立した身ですし、そういう意味で「一緒に成長しましょうよ」という気持ちで日々活動しています。
私が従業員にとにかく言うのがレスポンスの速さですね。質問したのになかなか返事がこないというケースが多いですし、レスポンスが早ければクレームの8割位は防げると思います。すぐに解決できない問題でも、「少々お待ちください」というメールを入れるのと、数日後にその問題を解決してメールを送るのとでは、お客様の満足度は全く違いますよね。そういうサービス業の基本的な所を徹底しようということを意識しています。
起業家というのはエネルギーが大きく、私はそういうのがエネルギーを貰えるのが好きで起業家支援をやっています。そして、その支援した会社のビジネスや私たちの活動が世に受け入れられていくのが嬉しいですよね。また、起業して間もない時というのはなかなか税理士もいることが無いので、0からしっかりとサービスを提供していきたいと思っています。
それは間違いなく、うちのサービスが良いからだと思います。税理士という業界は古くから歴史がある業界ですから、税理士が先生と崇められる事が多かったり するんです。そういう古い歴史があるので、お客さんの方も少し妥協感と言いますか、業務に対して仕方ないという気持ちが少しあったりするんですよ。それが 最近、税理士もサービス業という意識に変わって来ています。ですから、弊社のようなサービス業としての意識を持っている事が、お客さんが自社をご利用して 頂ける最大の理由だと思っています。そういう意味で士業というのは、古く歴史がある業界だけども、それ故に新しいビジネスチャンスが多い業界でもあると 思っていますし、この業界ではもっとサービスを追求していきたいと思っています。