起業家インタビューのthe Entrepreneur(アントレプレナー)インターンの大学生が起業家へ取材！

サービス・外食

2013.09.06

イベントプロデュースはロマンと心意気

株式会社グローバルプロデュース / 光畑真樹

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「これは誰にも負けません」と言えるような技や軸の方が大事です。

ご自身の大学時代は何をされていたんですか。

　部活とアウトドアエンジョイサークルというのをしていて、少しチャラかったですね（笑）。新入生に楽しんでもらえるような企画をしていましたよ。

それはどうしてですか。

そういうのを率先して仕切ってやった方が、新入生の女の子からモテるじゃないですか（笑）。だから、高い志とかはなかったですね。

なるほど。その頃から企画するのが好きだったのでしょうか。

責任は持たないですけど、決めるのが得意でした。皆が迷っている時にスパッと決めるのが得意でした。ただの我儘ですね。

今の学生を見て、何か思う点はございますか。

　僕たち世代より今の世代の方が、モチベーションや志が高かったり、勇気を持って前に進んでいる感じはします。起業でいえばサイバーエージェント藤田さんやDeNA南場さんのような成功例もありますから。僕たちの時代は就職氷河期で、三菱商事のような老舗の大手に入ることが偉いことでした。
　他には大人や社会を信頼してないから、自分がしっかりしないといけないと思っている人が多いように感じます。

尊敬されている起業家の方はいらっしゃいますか。

　松下幸之助です。松下電器は最初、奥さんと奥さんの弟の３人でスタートしたんですよ。うちも創業３人だったんですけど、少しそれにあやかっていますね。人に言うと笑われますが・・・。ダム式経営の考えにも影響されています。資金、アイディア、人材にも全て余裕を持ってストックを持ち、より良いサービスを生み出していくというスタンスです。常にギリギリにしては、いけない。ギリギリな状況だと自分達のことばかり考えてしまいます。だから、良いサービスや笑顔が出来なくなる。我々は、顧客の満足に全力を出していきたいです。

今後は、全国に展開していき、いずれは海外展開も考えているのでしょうか。

　東京の次は、地方じゃなくて世界です。今やっているサービスを、世界に提供していきます。イベントプロデュースにおける日本人のホスピタリティとか、きめ細やかな仕事は世界でも通用します。

最後、the Entrepreneur読者にメッセージをお願いします！

　“思いやり”が大事です。相手の立場を理解して、相手のことを思って、仕事も遊びもするのが素敵な生き方だと思います。「行動力」や「人脈」とかよりも、遥かに大切です。儒教で言うところの「仁」。これが、一番大事なんです。僕は好きなように、生きてきました。自分が選んだ道は、信じて突き進むことが大切な気がします。あまり、現代のトレンドとか人脈とか気にしなくていいと思います。人脈よりも、「これは誰にも負けません」と言えるような技や軸の方が大事です。自分の持っている何かがお客様や社会に貢献出来た時は嬉しいですしね。