起業家インタビューのthe Entrepreneur(アントレプレナー)インターンの大学生が起業家へ取材！

ひたすら「今」の連続が楽しい

いつもどのように自分の心を前に向けていらっしゃいますか？

　私もへこむことはしょっちゅうです（笑）でも、へこんでいる自分を受け入れると、へこんでいる理由が見えてくるんです。例えば、思い通りにいかなかったから、自分の力不足を見せつけられたから、・・・など。自分の心の痛みに素直に向き合えば、自然と次に向かって動き出せることが分かってきて、最近はそれでまた前に向かえることができるようになってきました。なかなか難しいんですけどね（笑） 

へこんだ時は「外に」何かを求めるのではなくて、「内的要因」に目を向ければいいということでしょうか？

　そうですね。外に（誰かに）へこんだ理由を求めるのではなくて、自分の中に探すんです。私もそれができないときは、モヤモヤとひたすら悩んでいましたけど、その手の悩みはなくなってきました。でも私は、悩むことって無駄なことでもない気がします。飽きるまで悩んでみると、いつか悩むのに疲れて、その悩みの外に脱出できる。「コンっ」と底を打つ感じがする時期がきます。そこまでの道のりが長かったり短かったりしますが、一生懸命どうでもよくなるまで（笑）悩んでみると、必ず出口に出会える。 こういう私も、まだまだ自分と向き合わされている途中です！

棚田様の今後のビジョンを聞かせて頂いてもよろしいでしょうか。

　私たちのサービスが保険に当たり前についているようにしたいです。例えば「保険と一緒に残す手紙」のサービスが全ての生命保険にセットされれば、このサービスによって手紙を貰った家族が、普段聞けなかった、今は亡き家族の想いを知ることができるようになります。また、家族への手紙を書く人にとっては、自分がいつか死ぬことを意識することで、家族をさらに愛おしく思えるきっかけになるかもしれない。そういう機会に、たくさんの人が触れていただけるような環境を作っていきたいです。
　　「将来のビジョン」というよりも、今の仕事に自分がワクワクすることや、やりたいことを詰め込んでいるので、ひたすら「今」の連続が楽しい感じです。

最後に学生に向けて、何かメッセージをお願いします。

　何でもいいんです。とにかく目の前のことを思いっきりやってみることです。悩むことでもいいし、ちっぽけだと思えることでもいい。何かやりたいことがある人は、それを思いっきりやってみるといい。 未来に急がず、過去にとらわれず、常識に縛られず。
　今この感覚を思い切り味わっておくと、それはきっと人生の財産になると思います。とことん味わってまいりましょう！