『心地よい驚きを、世界へ』
株式会社ブラシナ 代表取締役社長執行役員/ 石川裕也
2つやり方があります。そもそも中小企業の場合は特に、広告予算がほとんど無い中で商品を認知させていかなければならないと思います。
まず1つ目、まだ流通が少なく露出頻度が低い商品は、小売店の店舗に並べていただくこと自体がメディアになりますので、広告費がないのであれば小売店で取り扱っていただける商品とその背景を用意することが先決だと思います。そして2つ目は、広報に重点を置くことです。
もちろんあるに越したことはありませんが、流通量やコネクションはそこまで必要ではありません。多くの小売店は他店にない品揃えを目指しています。ですので、消費者に支持される可能性が感じられて、見場も含め売り場で成立する状態にある商品であれば取り扱います。まずもって肝要なのは、きちんと可能性を感じてもらえる状態に商品を仕上げられているかということです。
中小企業で、まだ全国的に流通している商品をお持ちでない方々に共通していることは、商品のコンセプトや機能面は素晴らしいが、売り場に並べられる見場(パッケージ)になっていなかったり、価格設定がまずかったりと、4Pのいずれかに改善が必要な場合が多いです。実際、パッケージを変えるだけで小売店が扱いやすくなるような場合もあります。
はい。入れています。美容・健康の商品は、中国や台湾などからも非常に高い評価を得ておりますし、チャンスがあると思っています。
全体の取り扱い数でいうと欧米の方がまだ高いのではないかと思います。ただ、昨今の中国に代表される爆買いのような現象をみると、欧米よりもポテンシャルを感じますし、グローバルブランドと競合するよりも、日本製品への支持が厚いですね。