留学生起業家が語る:「やってみたら、うまく行った」
株式会社SO-ZO 代表取締役CEO / 王冉
人並みに遊んでいたと思います(笑)。1・2年生の時はダンスサークルとバトミントンサークルに所属していました。ダンスは高校時代からやっていたのと、友人から誘われたこともあり、割と真剣にやっていました。バトミントンサークルでは練習以上に飲み会が頻繁に開催され、いわゆる大学生って感じの生活をしていました。大学生はお金がかかるので、アルバイトもたくさん経験しました。お弁当屋さんから始まり、そば屋、派遣会社、コンビニ、居酒屋など幅広くやりました。ただ、どうしても単調な仕事を続けることが苦手で、どれも3ヶ月くらいで辞めてしまいました。3年生になり、ビジネスに興味を持ち始め、マーケティング研究会というサークルでビジネスの基礎を勉強しました。それにあわせて、ベンチャーでインターンもしていたのでそこからどんどん派生していき、先程言った起業家養成講座のビジネスコンテストにも出場しました。
特にありませんよ。ただ、意識していることとしては常に目的意識を持って行動していることですね。例えばイベントに参加するにしろ、何となく参加するということはありません。そこで何を得たいのか、何がしたいのかは考えています。
「生活者の選択肢を増やす。」です。正直な話、起業してから、何をビジョンとしてやっていくか、どう働いていくかイメージできていませんでした。そんな時にとある社長さんに会って話していくうちに今話したような、僕なりのビジョンができました。世の中の人がもっと楽しめる社会を作りたいです。
この世界に対して常に疑問を持つこと。例えば、学校の先生が言っていること、ネットで出回っている情報、みなさんがやっている就職活動のことなど、色々なことに対して、鵜呑みにしないでそれが本当に正しいのか、自分の頭で考えて欲しいです。そして決して周りに流されないで欲しいです。日本人は周りの目を気にして自分の意見を発信せずに同調しがちなので、もっと自分を出していいと思います。
それとアンテナを常に張ること。世の中改善しなきゃいけないこと、改善できることがまだまだたくさんあるんです。皆さんは気づいていないかも知れませんが、皆それぞれ、自分にしかない能力が必ず備わっていると思うのです。その自分だけにしかない能力をまずは徹底的に考えて見つけ、そしてそれを使って、世の中の困りごとを改善していって欲しいです。