「ECのその先へ」
株式会社きびだんご / 松崎良太
「自分事」がとても大事だと思っています。
他人のやっていることは「他人事」じゃないですか。でも、それを自分がやった時にどうなるのかなという風に、常に自分をその役割やポジションに置いてみることは、もっとやっておけばよかったと今になって思います。
例えば、「当時の三木谷さんの立場に立って考えたら、これをどうやって解決するんだろう」とか、「当時の買収先の経営者だったらどう思うんだろう」とか。
相手の立場に立って考えてみるというのは、今の仕事をしてから初めて身についたかなと思います。
僕がメンターと勝手に思っているアメリカのベンチャーキャピタリストの人がいるんですが、彼が言っていたのは、「起業家で成功するには、ビジネスモデルやチームとか色々な要素があると思うけど、実際はそれがどんなに良くても、失敗するものもいっぱいある。何よりも大事なのは、起業家とか創業チームの人たちが、いかに自分たちのやっていることを盲目的に信じて突き進めるか、 諦めない力がすごく大事なんだよね。」ということ。
「好きこそものの上手なれ」と言いますが、それと同じで自分のやっていることが好きすぎて、それが仕事になって、 もう寝る暇も惜しんでずっとやってますみたいな人が、成功する1つの特徴なのかなと思います。
最後は経営者が決めなければならないので、「決める役割」「責任を取る役割」だと思っています。
アイデア自体は、経営者も含めてみんなが出すものだと思います。
ただ、それを壁打ちしている間にできたものは、みんなが考えたものと捉える。
そして最終的に実行に移すとき、 「失敗した時に責任をとるのは自分だ」ということは、常に考えています。
「失敗したら自分のせい、成功したらみんなのおかげ」と思うことが経営者の役割ではないでしょうか。