起業の成功率を５倍にします！「起業の学校」アントレプレナーアカデミー

アイデアを出さなければ！

そんな場面に遭遇した経験が誰しもあると思います。

• ・起業時、新しいビジネスモデルを作る
• ・新規事業の企画をまとめなければならない
• ・問題の解決方法を思いつかなければならない　etc…

そんな場合に、知っていると便利なのがアイデア創出のフレームワークです。

これから5回に渡り、
アイデア創出の”鉄板”フレームワークをご紹介していきます。


全5回のラインナップはこちら。

• １．ブレインストーミング
  • 意外と知らない”正しいルール”を守るだけで、
  • 効果がぐんと高まります
• ２．シックスハット法
  • ”平行思考”を取り入れることで「混乱」「対立」を回避する
• ３．オズボーンのチェックリスト
  • 「思考の方向」を強制的に決めることで、
• 　　　　新しい視点からアイデアが出てくる
• ４．KJ法
  • 「分類」と「整理」、そして「カード」の力を実感できる。
  • 　コンセプトワークにおすすめの方法。
• ５．マンダラート法
  • 「発想する数」を決めることでアイデアを強制的に引き出す。
  • 　発想を広げる際におすすめ。

今回はその中からブレインストーミングについてお伝えします。

ブレインストーミング

ブレインストーミングはアイデア創出法の代名詞とも言える方法です。
皆さまも一度は使ったことがあるのではないでしょうか。

でも、このツールは”こんな感じだろう”という
「なんとなく」で使っている人がほとんどなんです。

実はブレインストーミングには「必ず守るべきルール」がいくつかあります。
その”正しいルール”を守ればアイデア出しの効率はぐんと上がります。

絶対に守る2つのルール

ブレインストーミングにはいくつかのルールがあります。
その中でも、必ず守らなければならないものが2つ。1つめはこちらです。

これは必ず守りましょう。

このルールを守らないと議論は「ただの口論」に終始してしまい、
「結局何も決まらない」という事態に陥ってしまいます。


ブレインストーミングに参加する際の心持ちは
「いかに相手の話に乗っかるか」です。

どんなに馬鹿げたアイデアでも否定せず、

「どうやったらもっと良くなるか？」
「どうやったら発展させられるか？」

という心持ちでどんどんアイデアを磨いていきましょう。

アイデアを”煮詰める”

ブレインストーミングを行う上で必ず守らなければならないルール。
２つ目がこちらです。

ブレインストーミングは「拡散的思考(※1)」と「収束的思考(※2)」を
切り分けることによって、良いアイデアを生み出す方法です。

※1　拡散的思考
答えがひとつとは限らない創造的な思考のこと。例えば「お酒の楽しみ方」や「日本のあるべき未来」「今日のデートプラン」など、考え出すとキリが無いような思考のことを言う。

※2　収束的思考
1つの答えを導き出すような思考のこと。例えば「1+1＝2」や「労働分配率はいくらか？」など、答えが1つであるような思考のことを言う。学校のテストは収束的思考を使うことが多い。

否定を一切せず、アイデアを出しあう状態が「拡散的思考」の状態。
つまり、アイデアを広げた後にはそれを”絞る”作業が必要です。

この作業を忘れてしまうと「アイデアの種」ばかりが増えていき、
どれも芽を出すことなく消えていってしまいます。


”絞り込む”フェーズでは「アイデアを広げる」思考は捨てましょう。
「取捨選択」と「組み合わせ」に集中して答えを絞り込みます。

そして、実行できるかたちまでアイデアを煮詰めます。
ここまでの作業が出来て初めて、ブレインストーミングの真価が発揮されます。


最後に、ブレインストーミングを行う上での「コツ」をいくつか書いておきます。

良いアイデアを生み出すコツ

ブレインストーミングを実行する際には
良いアイデアをうまく引き出すコツがあります。


□ 発言は全て「明文化」する

　ブレインストーミング中は、どんなに馬鹿げた発言でも
　書き留めておきましょう。

　大きめの付箋を使うのがおすすめです。

　そして「全ての発言」を「全員が一覧できる」状態にしましょう。
　（ホワイトボードに張る、みんなで囲んでいる机に貼る、壁に貼るなど）

　こうすることで新しいアイデアが誘発されます。



□ 立って行う

　ブレインストーミングは立って行いましょう。
　座っている状態では、人間の思考は固まってしまいがちです。

　体を動かしながら、自由な発想でアイデアを出していきましょう。



□ 時間を決める

　必ず、時間制限を設けて行いましょう。

　アイデアを広げる段階は楽しい作業でもあるので、
　いつまででも続けることができます。

　しかし、それだけでは結局何も決まりません。



□ 適度に休憩する

　メンバーの発言が減ってきた。同じ話題ばかりが出てくる。
　そんな状態になってしまったら、すぐに休憩を取りましょう。

　一度、議題から離れて俯瞰的に眺めることによって
　新しい発想、見落としていた道が見えてきます。

いかがでしたか？ブレインストーミングも実は奥が深いんです。
”正しいルール”を守って、どんどん新しいアイデアを生み出してくださいね！